第一四話 デート2

 ハイパーノヴァの基地があるのは、別世界だ。現実世界と見間違うような世界である。人が一切いないことを除けば。


 俺は、別世界の自分の家から基地に通っている。華憐も多分そうだろう。今俺らがいるゲーセンもそうである。


 話を変えよう。俺達がやっている。いや、やっていたこの洗濯機音ゲーは二人でも遊べるように設計されている。俺は、華憐にいいところを見せるために最高難易度を全力でやって


「これ、どうしようか。」


 液晶部分を破損させた。なんなら陥没している。


「音ゲー以外にしようか」


 華憐が頑張って俺をフォローしようとしていた。


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「…ご飯食べに行こうか。」


 華憐はよくゲーセンに行っていたのかかなり上手だったのだが俺は全て下手だった。華憐が気を遣うぐらいに。


「…そうしようか。」


 めっちゃ気まずい


「…何食べたい?」


 この世界では24:00に現実世界に基づいて修正されるらしい。だからあの壊した筐体も、もとに戻る。つまり


「何食べたい?」


 スーパーだかなんだかで食材を脱法で盗める。


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「召し上がれ。」


 俺が、料理をご馳走することになった。理由は、華憐がスーパーで一直線にカップラーメンコーナーに行ったからだ。華憐曰く、料理が苦手らしい。


 卵やチーズ、牛乳とパスタ麺を買って、カルボナーラを作った。だてに独り暮らしをしていない。


「いただきます!」


 すごく美味しそうに食べるなぁ。やっぱり華憐はかわいいな。


「ごちそうさまでした!」


 そんなことを考えている間に華憐はご飯を食べ終わった。俺も急いだ食べる。


 「ふふふ」


 ちらっと華憐を見たらにやにや笑ってた。


「ごちそうさま。」


 俺も食べ終わった。


 ………………


 ………………………………


 やっちまった

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