第7話 帰ろうか?
結局、デザートのパフェまで平らげた片山を待ってから暁商事まで徒歩で移動した。
これじゃ社用の高級車借り出した意味無いじゃんと思いながら、受付に俺と片山の名刺を出しつつ、
「
受付のソコソコ美人が確認なのか何処か内線通話を長々とした後に、
「確認取れました。今社長秘書が参ります。そちらに掛けてお待ち下さい。」
………………………………口調が、態度が、案内も冷たすぎるぞ。
しかも確認取るなんて、受付に何も伝わってないとしか思えんな。何か問題があると思って動いたほうが良さそうだな。
片山君も、目を合わせたら頷いたので同じように思ったようだ。
………………………………しかも、待たされた。普通に考えれば、あり得ないぞ。
誰に聞かれるかわからないから、スマホのチャットアプリを開いて片山に、送信。
『様子が変だから、用心するように。』
『想定内です!』
…………………………………………マジ?
コイツ、いつもの事だけど、『何を掴んで』いるんだよ!
15分は待っただろうか。
「お待たせしました。」
………………………………これも、有り得ない。後ろから声を掛けられるなんて、受け入れられて無いと遠回しに言ってるようなもんだからな?
態と無視して、片山に、
『これも想定内か?』
と送ったら、
『想定内です!』
と返ってきた。
『帰ろうか?』
『賛成!すぐにでも、みなとみらいのホテルに行きましょう!』
隣で悪い笑顔で俺を見上げた片山が立ち上がると、
「盛山さん、もう用済みの様ですから帰りましょう!」
「ああ、そうだな。帰ろうか。」
「えっ、あっ、とっ、そっ……………………お待ちくださいっ!」
この期に及んでも後ろから叫ぶ男の声。
正気か?正気なのか!
有り得んだろう。
ホントに何を考えているんだ?
本気で帰りたくなってきたぞ!
片山に合わせて演技したけど、帰っていいよね?
作者より
閲覧件数が余りにも少ないので、ハードモードから方針変更してラブコメモードにします。
今日、ジャンルもラブコメに変えました。
結末も、途中経過も当初の予定から変えます。
しばらく試行錯誤したいと思いますので、お付き合いいただければと?
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