未熟ながらも豊かな文章

まず最初に、最近のとにかく文字数を増やせば良いと思っている駄作とは全く異なる、ということを明確にしておきたい。
丁寧に選び抜かれた単語。短いながらもメッセージ性のこもった文章。そしてそれらを見事に調和させる技術…。
当初の目的であるコーヒーを飲むという行為を忘れ、ショートケーキを食べてなんら成長できてない主人公は挑戦することのだきない現代社会人に多く当てはまるのでは無いだろうか。個人的にはこういった主題は好みなのだが、主人公の言動があまりにも幼く、不快感さえあった。こう言った一挙手一投足に現代の若者は…とは思わずにはいられない。この文章を読んだ方々には賢く未来を担う人間になっていただきたく思う。