04.帰り道
「もう、武者小路くんったら、いきなり太郎を抱き上げるんだもん。ビックリしちゃったよー」
「あれは……勝手に体が動いて……」
「ってか太郎、どうしていきなりブっ倒れちゃったの?」
どうして、と言われると……
「いや、なんかこいつに触ったら、いきなりビリビリ来てさー」
「……俺もビビッとした……」
チュンチュン。
スズメが俺たちの背景を通り過ぎて行く。
おい、頬を赤らめるなヨシトシ。
そこの腐女子もハァハァすんな!!!!
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