神格3 神様異世界開発中
10日目午前~午後(選択と悩みとこれから)
さて、いろいろあった9日目を超えて、10日目。激戦を乗り越えた一行はこの成功の結果…
「マモル様!どうするんですか!!私レベルアップしていいんですか!!」
「マモルにー!ソルね!二刀流を目指しちゃうよ!!だから練習に付き合って!!」
「ん…次は…どこに行く…?」
混沌を期していた。まあ、前日に得たものが多すぎたのだ仕方ない。なのでここは冷静な護が進行する。
「まあ、落ち着いて。まずはさっさご飯食べる」
そうだね。まずはそこだね。ただ、その言葉は神ではなくおかんだね。他のメンバーもそうじゃないだろと言いたそうだぞ。ただ、正論であることは間違いないので、おとなしく従う。
「さて、落ち着いたところで今後について決めようか。改めてみんな質問受け付けるよ。」
食事を終えて一息ついたところで護がそう切り出す。それに対して初めに手を上げたのはフィリアであった。
「それじゃあ、私から。まず今回のイベントに参加するのでしょうか。お話によれば神格を3にしなければ参加は回避できると思うのですが。というか、無理です!勝てません!今回は見送りしましょう!」
「残念ながらそれは無理だよ。今は必要なものが多すぎる…」
「そうですよね…はい、わかってます…」
まず、【生活用品売店所】は必須。さらに、この施設を利用するためには通貨である
「でも、イベントには参加するにしても、現状の戦力では攻略は難しいくないですか?」
今度はアイルが手を上げる。ただ、護もこの質問がくることは分かっていたので、準備していた回答を話し始める。
「まあ、作戦といえるほどでもないけど考えてるよ。具体的には仲間を見つけることと、罠や地形をフル活用ことだね。」
「罠は確かにありですね。それにゴブリンエリアに連れ込めばロアの力も借りられると思います。」
「そこの交渉はアイルにお願いするよ。」
ダンジョンの攻略した現在もなぜかロアと契約は継続されている。まあ、昨日は全員疲れていたので解除することを忘れてしまったのだろう。その話をする必要もあったのでアイルは快くその依頼を受けた。なお、仮契約なら精霊側が勝手に解除することもできるがそのことをアイルは知らない。
「もう一つの方は、周りに他の異界がいないか確認して助力を求めようと思うんだ。」
「それは…うまくいくんでしょうか?」
「わからないけど、倒せば倒すほどおいしいイベントみたいだから、交渉の余地はあると思う。」
今回のイベントでは倒すことができれば、それだけ経験値が入手できる。つまり参加できるだけで利点があるだから、交渉の余地があると護は考えている。
「あとは、シンプルにこの異界の住人が増えてくれればいいんだけど…こればかりは縁だからね。とりあえず、現段階はこんな感じかな」
「はい!はい!」
「ソルどうぞ!」
「はい!ソルは早くレベルアップしたいです!!」
「それはこの後しようね。」
「えー!今すぐしたいー!!」
「はい次!」
その後も打ち合わせは続いたが、結局ソルの我慢が限界に達してとりあえずレベルアップすることになるのだった。
レベルアップ中…
フィリアを除きレベルが一気に2も上がることもありレベルアップは難航した。せっかくなので、終わった順に簡単にスキル状況を見てみよう。
一番早かったのはソル。というのも前回の戦闘での二刀流スタイルが気に入ったようで自身の成長方向がははっきりしていた。なので【両利き】スキルを習得し一気に5レベルまで上昇。残ったポイントは【剣術】と【高速戦闘】に割り当て共に5レベルとなっている。
次に完了したのはアイル。まあ、アイルの場合前回ある程度取得するスキルを決めていたので、順当に【調薬】【薬師】のスキルを上昇。後は前回魔力が不足したので【魔力補強】のスキルを取得しMP総量を上昇させた。
その次はルナであった。ルナの場合スキルの構成上どうしても単独行動が多く、ある程度のことに対応することを求められていた。そのため、護やアイルに取得するスキルを相談しなが決めていた。最終的には【短剣術】【暗殺術】【魔術強化:風】【精密戦闘】をバランスレベルアップ。余ったポイントで【罠術】を新規取得。これで、相手にばれないように罠を設置したり、逆に解除したりとよりできることの幅が広がっている。
そして以外にも最後に終了したのがフィリアだ。これは【魔法陣】を5にした際に新規取得できるようになった【式神術】、【魔法陣魔術(青)】の2つによる影響が大きかった。この二つは、特定のスキルを2つをレベル5に上げることで取得できるようになる複合スキルと呼ばれるもの。当然普通のスキルより強力なのだが、そのせいで当初予定していた、【魔力消費軽減】や【発動速度上昇】の取得を優先するか悩むことになった。そうしていろいろ悩んだ結果【式神術】をレベル2で新規習得。残った1ポイントで【魔力消費軽減】のレベルを3にしている。
と、難しくも楽しいレベルアップの時間が完了し、今はおやつの時間。本日のおやつは以前摘み取ってきた木苺。さっぱりとした酸味が疲れたフィリアたちの脳に染み渡る。そんな疲れ切った信者を横目に護は神格が上がって作成できるようになったものを確認していた。
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神獣の園 一回のみ 無料
護が契約神獣が暮らす園
一つの場所には一体の神獣が暮らすことができる。
この施設は異界に生息する神獣により効果は変わる。
精霊火山 神格値消費量:500
いまだ火山活動をする山を設置する。
火と土の精霊が生活し、設置した場所を中心に周囲2マスに影響を与える。また、この範囲内にある、【鉱石】、【魔結晶】に関する生産施設はその生産速度が倍に上がる
温泉 神格値消費量:400
精霊火山の影響のある場所にのみ設置できる。
入浴した人のHPの回復を早めるほか、疲労を軽減する。
鉱石発掘所 神格値消費量:200
精霊火山の影響のある場所にのみ設置できる。
1週間かけて設定した鉱石を発掘することができる鉱山を設置する。設定できるのは魔力を有さない鉱石に限る(複数選択可能)
例:銅、錫、鉄、アルミ、マグネシウムなど
宝石発掘施設 神格値消費量:200
精霊火山の影響のある場所にのみ設置できる。
1週間かけて設定した宝石を発掘することができる鉱山を設置する
ただしあまり高価な宝石は収穫できない(複数選択可能)
例:水晶、タイガーアイ、アメシスト、アクアマリン、ガーネットなど
精霊山 神格値消費量:500
緑豊かな山を設置する。
水と土の精霊が生活し、設置した場所を中心に周囲2マスに影響を与える。また、この範囲内にある、【食料】、【木材】に関する生産施設はその生産速度が倍に上がる
渓流 神格値消費量:400
精霊山の影響のある場所にのみ設置できる。
訪れた人のMPの回復を早めるほか、集中力を高める効果がある。
伐採森林 神格値消費量:200
精霊山の影響のある場所にのみ設置できる。
1週間かけて設定した木材を伐採することができる森林を設置する
設定できるのは魔力を有さない木材に限る(複数選択可能)
例:アカマツ、シラカバ、カシ、オークなど
豊穣の畑 神格値消費量:200
精霊山の影響のある場所にのみ設置できる。
3日かけて設定した食材を収穫することができる畑を設置する。
収穫の際に種はドロップしない。また、貴重な食材は生産できない。(複数選択可能)
例:トマト、カボチャ、麦、など
家畜施設 神格値消費量:300
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建築物一覧
養鶏場:木材 20 鉱石 10 食料 10
鶏などの鳥系の家畜を飼育に必要な設備がまとめられた施設。
飼育には餌が必要となる。飼育している家畜の数だけ【食料】1を一日ごとに
生産する。
養豚所:木材 20 鉱石 20 食料 15
豚などの豚系の家畜を飼育に必要な設備がまとめられた施設。
飼育には餌が必要となる。飼育された家畜は種類により生産されるものが変わる。
牧場:木材 30 鉱石 30 食料 20
牛、羊、ヤギ系等の家畜を飼育に必要な設備がまとめられた施設。
飼育には餌が必要となる。飼育された家畜は種類により生産されるものが変わる。
放牧所:木材 30 食料 60
飼育している動物を開放できる交換。
放牧中の動物はある程度自由に食事を行える。
なお、他の施設と違いエリアを一つ消費する。
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研究施設 神格値消費量:300
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交配実験施設
植物、動物を配合する施設。
既存の植物、動物を掛け合わせ新たな品種を作成する。
研究結果は自動で保管され、研究が100%になった物は以降
材料を準備すれば確実に成功するようになる。
合金実験施設
複数の鉱石を組み合わせて合金を作成する施設
研究結果は自動で保管され、研究が100%になった物は以降
材料を準備すれば確実に成功するようになる。
魔術研究施設
魔法の研究を行う施設。
研究された結果は【アビリティ】として設定され、研究結果は自動で保管される。保管された結果をまとめた本を読むことで安定して魔法を実施することができる。
武術研究施設
武術、武器を研究、研鑽を行う施設
研究された結果は【アビリティ】として設定され、研究結果は自動で保管される。保管された結果をまとめた本を読むことで安定して武術を実施することができる。
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機能開放
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ジョブ解放 神格値消費量:100
自身の【ジョブ】を取得、変更する施設
現在のレベルとスキル、実績によって取得できるジョブは変される。ジョブを取得したものはそのジョブに関する【アビリティ】を取得できるようになる。
献金 神格値消費量:200
Gを収めることで、経験値を取得できるようになるシステムを開放する。経験値1を取得するのに必要はGは収める者のレベルによる変動する。
例 レベル1:1000G レベル2:2000G
土地拡張 神格値消費量:実施した回数*100+100
異界の土地を広げる。
交易施設
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交流門 神格値消費量:200
盟約を交わした異界へつながる門を設置する。
一つの門で1つの異界を繋ぐことができる。
ただし、接続には双方の異界の神の承認が必要で、
一方の神が必要と判断した場合は接続を切ることができる。
交易施設 神格値消費量:400
異界間で売買を行うための施設。
販売したものを任意の設定することで配置できる。
自身、もしくは全体に向けて販売されているものを自由に購入するすることができる。
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(うーん、長い!そしてやっぱり神格値が足りない!あと、なんかよくわからんのがある!)
少し余裕ができたと思ったらすぐこれだ。まだまだ、忙しい生活は続きそうだと思う護なのだった。
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お読みいただきありがとうございます。
35話を超えてやっと10日目です。我ながら遅いですね。ただ、少しずつ成長する姿が好きなのでこのスピード感は変わらない気がします。
なお、各キャラクターの細かいステータスについては昨日公開したものを参照ください。ついでに現在できることも一覧近々公開予定です。
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