『それをいっちゃあ、おしまいよ』を言う経営者
痺れる経営者、というのは、いつの時代もいる。
ここ最近は、日本企業、それも伝統的な日本の大企業にも、歯応えのある発言をする経営者が増えてきた。
なんで、自分は、投資をしているのか。
この問いを何度も繰り返すと、究極的には、『経営者への興味』になる。
昔は、「だから、自分も経営者になりたい....のか?」とか安直な考えを持っていたが、どうやら違うような気がする。(考えの抽象化が足りない)
組織を経営するという行為に対して、僕が、神聖さすら感じるからだ。
「組織運営」は社会的動物である人間の、もっとも根本的かつクリティカルな能力である。これがないと、人間は文明を維持出来ない。
さて、最近、ずいぶんと面白い経営者が出てきた。
旧昭和電工と、旧日立化成が一緒になって、爆誕した「レゾナック・ホールディングス」の高橋 秀仁である。
『戦略はコモディティだ』と高橋は喝破する。
『試しに、日本の上場企業の化学メーカーの統合報告書を見てみてください。戦略の箇所は、みんなほとんど同じことを書いています。であれば、何が成否を分けるのか。それは、戦略を実行できるか否か、組織能力の開発が勝負を決する』
※一言一句一緒ではないけど、だいたいこんな感じ。
これは、本当にその通りで、社畜をやらさせて頂いている身からすると、腹落ちしすぎて、顎が外れる。
特に、最近は、若者のコンサルブームで、戦略が持て囃される傾向を感じる。僕は、割とコンサルを冷ややかな目で見ているので、我が意を得たり、という気持ちになった。
髙橋社長、OBから怪文書を受け取っても、頑張ってね!
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