第3話諦めない場合と諦める勇気
精神障がい者は、見た目は普通の人が多い。しかし、当事者は様々な苦しみを抱えて日々過ごしている。
仕事が出来る精神障がい者はラッキーだ。
大半は部屋に閉じこもるか、閉鎖病棟。
僕は発症して、2年後からあっちに行けば転び、こっち行けば転ぶと言う、転職を繰り返した。
精神的にやられたり、腰の手術をして5年間位はまともに歩けなかった。
でも、何かしらの仕事はしていた。
1年間、障がい者枠の会社を探していた。
だが、そう精神障がい者に出来る仕事は少なく、イヤイヤながらもA型作業所で働く事にした。
働きながら、仕事を探せばいい。
僕は働かないと言う事に罪悪感を感じる。
仕事をするんだ!と、言う諦めない気持ちを大切にしているのだが、昔の様にバリバリ働く事は諦めた。
これは、凄い勇気がいる。
今の会社辞めたら、いよいよ一般就労だが周りは統合失調症患者ではない。
だから、精神障がい者に無理難題を言ってくる。
今から6年前に医薬品会社でオープンで入社したが、上司がバカで僕のお薬手帳を見せろ!と、言い出し、これと、この薬は飲むな!と、抜かす。
医師ではあるまいに。
そいつが、夜中の2時にLINEを送ってきたので、それはそれは汚い言葉で上司を罵り、退職した。
就労意欲は失っちゃいけない。どんな形でも、働きたいと言う気持ちと、もう責任ある仕事が出来ないと諦めの気持ち。
もう、僕はこの会社で長く働きたいと言う気持ちになっている。
後、2年我慢したら何か良い転職先が見付かるかも知れない。
どこをどう頑張って、何を諦めるかの基準は本人しか分からないだろうし、他人が口出すところではない。
兎に角3年、頑張ってみる。
僕の生命線は、障がい者年金。
これを貰わなくても良いくらいバリバリ働きたいが、それは無理な話し。
2級障がい者は、会社の配慮無しでは働けないのだから、時を待つ。
46歳までには、何かアクションを起こしたいが、取り敢えず今は、この会社で頑張る。
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