第2話僕の人生は一流
僕は五流の進学校に入学して、五流の大学に進んだ。
そして、五流の会社に勤務して病気になった。
僕には、一流や百歩譲って三流とは程遠い。
だけどね、僕の家族や友達との関係は一流であると信じている。
家族は、嫁さんは病気の僕の代わりに稼ぎ頭だが、僕を捨てる事はしなかった。
子供も、中学生なのにパパ、パパと近寄ってくる。
母親は、まだまだ現役働いているが、来年は70歳。真面目で働き者。
友達にも恵まれている。飲みに行ったり、カラオケに行ったり。ブリュヴェールに関してはただの感謝では済まないような、友達で随分、助けてもらった。
職場も、手間の掛かる仕事をする場合があるが、楽しい。
また、周りは会社で人間関係に悩む人も多いが、僕は人間関係に悩んでいない。
こんな、小さな会社で人間関係に悩んでいたら、転職は難しい。
会社では、愚痴や不満を言わない方がいい。
人間関係がギクシャクしてくる。
だから、コミュケーション力は大事だから、僕はいつも同僚の不満ばなしの、聞き手に回る。
そして、いつも言う。我慢し過ぎたり、考え過ぎたりしたらいけないよ。と。
だが、本人には重大な事なので、テキトーな言葉は言わない。
僕は馬鹿だから、酒を飲めば嫌な事は忘れる。飲まなくても、寝て起きれば忘れている。
病気する時、会社で僕はよく陰口を叩かれていたり、悪口を言われていた。
当時は20代で、その事を非常に気にしていた。
だが、今は陰口なんか気にしない。言わせて置けばいいのだ。
人の陰口を叩くヤツは、その倍他人から嫌われ陰口を叩かれているのだから。
そういや、僕は今の会社で人の陰口を叩いたことが無いような気がする。
僕は全てが、五流であった。運も悪かった。
だけど、胸を張って言える事は、僕の人生は一流であると。
僕は人生のドン底を知っている。だが、15年掛けて這い上がってきて、今スタートラインについた。
マラソンと一緒。
自分のペースで走り、苦しくても走る事を諦めない。
これからは、将来の為に人様の迷惑の掛からない生き方を考えたい。
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