第2話 ダンジョン改装
「次はダンジョン改装をやってみるか。」
俺はそう言い、ダンジョン改装の文字を押した。
ーーー 掘削 ーーー 1㎡あたり100DP
ーーートラップーーー
ーーー階層追加ーーー 2階層目追加 5000DP
ーーー 装飾 ーーー
トラップと装飾は、種類ごとに消費DPが違うようだ。トラップには落とし穴や針、吹き矢等があった。また、装飾は天候を変えたり、環境を溶岩地帯や海等に変えることができるようだ。また、湖や岩など小物を設置することも可能だ。
「とりあえず、最小範囲の1㎡で壁を掘ってコアまでの道を長くするか。」
俺はそう思い、奥に道を10m掘ってコアを移動しようとしたが上手くいかなかった。
移動できない条件を調べるために、他の場所でコアの移動を試したら2つ判明したことがあった。
・コアの移動先は大きな空間ではないといけない。
・移動する時は台座も付いてきて、台座は地面に着く 必要がある。
洞窟にある4つの広間で試してみたら、7m×7m×7程の広間では移動できなく、13m×13m×13m程の広間ではできたので、これぐらいのサイズの広間でないといけないみたいだ。また、地面に埋めたり、宙に浮かすこともできなかった。また、装飾での天気や環境の変化も、コアが移動できるサイズの広間からでないと適用されないようだ。
「1000DPが無駄になったが、得られた事も多かったし今後の為の必要経費と考えよう!」
そう言いながらも彼の目は、白い肌とは対称的に赤くなっていた。
残りDP 3990
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「気を取り直して、まだ試してない マスター強化 も内容を見てみるか。」
マスター強化を開くとこのようなページになった。
ー スキル強化 ー
「1つしかないなら、最初からマスター強化という言葉を介する必要ないじゃないか。それともまだ見えない項目があるのか?」
俺は取り敢えずスキル強化を押してみた。
-氷魔法 Lv5 - 16000DP
-寒冷適性 Lv5- 16000DP
-水魔法 Lv1 - 1000DP
-風魔法 Lv1 - 1000DP
- 鑑定 Lv1 - 1000DP
「単純に計算すると、Lvが上がる毎に要求DPは倍になっていくのか?」
1番Lvが高い氷魔法を試してみようと思い、壁を凍らせると念じながら手を突き出すと、10秒ほど掛けて4㎡を凍らせることができた。
「結構時間が掛かったな。あまり戦闘向きではないのか、まだまだLvが低いのか、それとも使う練度が足りないのか、どれだ?」
俺は練度が足りない方に賭け、コアが置いてある部屋の壁と床を凍らせ魔法の使い方に慣れようとした。
40分程で部屋全てを凍らすことができた。最後の方は、コツを掴んだのか9秒で4㎡を凍らすことができた。
「涼しくなって居心地が良くなったな。これが寒冷適性か。」
俺はそう言って部屋を見渡した。すると最初に召喚していたゴブリンが寒さに体を震わせていたのに目が付いた。どうやら、なんらかの指示を出さないと行動できないようだ。
「入口から2つ目の部屋へ行け」
流石に可哀想なのでそう指示を出すと、ゴブリンは体を震えさせながらも急いで部屋を出ていこうとしたが途中で滑って転んでしまった。
「これは使えるな..?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます