第18話 窓掃除
オニヤンマのシールが届いた。
この夏、虫除けにオニヤンマを立体的に模したものを、4匹購入していた。
でも、去年のカメムシの大量発生を思い出すと心許ない。
カメムシに効果があるのかどうかもわからない。
追加購入するかどうか迷いながらネットをチェックしていると、オニヤンマのシールが目に入った。
シール…平面
う~ん、効果あるのかしら。
ただシールだけあって価格がお安い。
10匹で500円ほどだから、試しやすい。2セットポチッと購入。
数日後には、届いた。
昨年は、年末の大掃除に向けて晩秋ごろから窓掃除をしようと計画していたが、カメムシが多かった。窓掃除どころじゃあなかった。
寒くなってカメムシが減った時には水不足で市から節水の協力の呼びかけがあった。
だから、今年は、カメムシが増える前に窓掃除をしようと思っていたところへ、注文していたシールが届いた。
シールを貼る前に窓掃除をしとかなくっちゃ。
「頑張ろう」と、立ち上がった。
でもね、日中は、暑いし頑張り切れないわ。
手抜き掃除でいいや。
1階の窓の外側は、ホースで洗えばいいのだけどね。
問題は、2階の窓掃除。
頭の中で画策した。
先ずは、網戸。本来なら取り外して洗うのだけど、今回は、手抜き。
洗車時にタイヤをごしごしする大きめのブラシが、頭に浮かんだ。以前にテレビで案外傷がつきにくく浴室の床の目地を洗うのに良いと言っていた。きっと、玄関ドアや玄関の三和土を洗うにも適している気がして余分に購入していた。
その乾いたままのブラシでゴシゴシ。網が破けないか心配だったけど、大丈夫だった。そのあと絞った雑巾で軽く拭いた。
簡単だったけどスッキリ。
次に窓ガラス。
以前、新聞活用術で窓掃除に水で濡らした新聞紙を活用すると書いたのだけど、最近は新聞紙が薄くなったのか、ちょっとやりにくい。
どうすれば、楽にキレイになるか。
百均のスティック付き風呂用スポンジが頭に浮かんだ。丁度、ストックがある。
バケツに水を汲み、新聞紙は、半分に切って手のひらサイズに折った。今回は、新聞紙は濡らさずに乾いたまま使用。
バケツの水で濡らしたスポンジを絞り、窓の外側を軽くこすりながら上から下へ。結構、水滴が残る。
その水滴を拭き取るように新聞紙を動かしていく。
スッキリ。
新聞のインクでたぶん汚れにくくなっているはず。
前に窓ガラス用のヘッドの角度が変えられるTバーみたいなのを使ってみたが、使い勝手が悪かった。
今回のスティック付き風呂用スポンジも若干角度が調整できる。スポンジの幅が小さいからか動かしやすくスポンジ自体も何だか良い。
蜘蛛の唾液みたいな黒い点々としたものも、少し擦ると取れた。
掃除の後、オニヤンマのシールを貼ってみた。取りやすいシールと書いてあったけど念のために中心部にセロハンテープを貼って若干接地面を減らしてみた。
その夜、少し涼しくなっていたので網戸で寝たのだけど、空気が気持ちよくて、心地よい眠りに付けた。
あとは、オニヤンマ効果…どうかしら。
ぐうたらおばさんは、今日も楽して楽しんでいる。
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