第15話 泡ハンドソープ

 先日のこと。

 玄関の小さなごみを箒で掃き出したあと三和土たたきを拭こうと思った。出勤しない朝は、時間にゆとりがあるからできるだけ拭くことにしている。

 少し拭くだけでも何だかすっきりしたような、清められたような気がする。

 風水的には、毎日拭くと良いらしいけど…ぐうたらな私には、難しい。

 

 雑巾を絞る時に若干のじっとりとした嫌な感じがした。

 クンクンと、嗅いでみると少し臭い。

 きっと、雑菌が繁殖したんだわ。

 玄関の三和土を拭いた雑巾を洗濯機には入れたくない。

 だから、洗面台で手洗いしていたのだけど、洗い方が甘かったみたい。

 でも、ペーパータオルや使い捨てのお掃除シートでは、拭いた気にならない。


 その日以降、雑巾を洗う際には、流水で大まかな汚れを流したのちに、洗面台に置いている泡ハンドソープをワンプッシュ手に取り雑巾を洗うことにした。

 クンクン…雑巾臭は、しなくなった。触った感じも何ともないし、何より簡単で手間がかからない。


 以前、食器用洗剤活用術(第1話)で書いたスプレーボトルに入った希釈した洗剤を使っても良いのだけど、ハンドソープは洗面台に置いているし、手荒れの心配も少ない。

 最近は、眼鏡のレンズが油跳ねなどで酷く汚れている時にも、ハンドソープで洗っている。汚れが酷い時には、眼鏡クリーナーで拭くよりもすっきりと汚れが取れている気がする。

 食器用洗剤は、希釈していても洗浄効果が強過ぎてある時、レンズのコーティングに良くないのかもと思った。


 うん、なかなか泡ハンドソープって使えるなあと思った。

 楽して楽しく、今日も何かないかなあ~と、辺りを見回している。



 

 

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