第12話 とんかつ
とんかつ…お店で食べる揚げたてのとんかつは、美味しい。
でも、ちょっとお値段高めで、時々利用していたとんかつ屋さん。
コロナ禍からの物価高が影響したのか、久しぶりに訪れたら違うお店になっていて残念。
店舗が変わっていくのも仕方が無いことだけど、寂しい。そのお店の揚げたてのとんかつが目に浮かぶ。
仕方がない。自分で揚げるかと、その数日後に冷凍していた豚肉を手に取った。
豚肉は、地元産のピー〇ポーク。
購入後、冷凍する前に筋切りし軽く味塩コショウ、おろしにんにくと料理酒を振りかけていた。
だから、半解凍程度になれば衣をつけて揚げるだけ。
でもね、衣を付けるのがめんどくさい。手も汚れるし洗い物も増える。ボールに残った小麦粉を捨てるのも案外めんどくさい。
一段階省略しようかと思って首を横に振った。
以前、小麦粉と卵、水を混ぜたバッター液でやってみたことがあるけど、衣の付きがあまり良くなかった。適当に作ったバッター液が悪かったのかなとも思うけど、その後は、めんどくさくても小麦粉、卵、パン粉の3段階で作っている。
小麦粉の袋を手に取りふっと思った。
肉は、保存袋に入れてある…うん、そのまま適当に小麦粉を投入したら良いかも。
小麦粉を少なめに入れて保存袋のジッパーを閉め粉を肉に伸ばしていく感じ。
うーん、やっぱりもう少し粉があった方が良いかもと、小麦粉の追加投入。
溶き卵は、どうしようか。
まあ、いいや。
いつもは、3個ほど使用する溶き卵を2個に減らして、保存袋の中に投入しジッパーを閉めたら、袋の外側から手で混ぜ混ぜして全体にいきわたらせる。
う~ん、パン粉は、どうしようか。
美味しいものを食べたい。
パン粉の保存袋への投入は断念し、トレイを取り出した。
トレイに多めのパン粉を入れて、1枚1枚丁寧に押さえるようにして衣をまぶしていく。
ふんわりとラップをしたら、冷蔵庫に入れる。フライ類は、衣を付けた後に暫く寝かせた方が良かったはず。我が家は、入浴後に夕食なので丁度良い。
あとは、こめ油で二度揚げするだけ。以前は、サラダ油を使っていたけど最近は、価格があまり変わらなくなったのでこめ油を使用。こめ油の方がからりと揚がって美味しい気がする。
ちなみに我が家は、二度揚げするので一度目は軽めに揚げながら、付け合わせや食卓の準備をする。
そうしたら、二度揚げが終わると同時に熱々を食べることが出来る。
からり、さくさく、あつあつ…
一部手抜きとんかつだったけど、美味しかった。
う~ん、この夏は非常に暑くて疲弊しているけど、食欲だけは無くならない。
今年も夏太りするようだわ。
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