第10話 ホホバオイルは、冬なので

 以前、「お肌のお手入れ」で、ホホバオイルについて書かせていただいたのですが、今回はその続編のようなお話です。


 ある寒さ厳しい日のこと。

 ホホバオイルを使おうとポンプを押したのですが、何だか変。

 押せた感じもなければオイルも出ない。

 まるでそのホホバオイルが抵抗しているような…まさかね。

 容器のポンプが壊れたのかなとボトルを見つめた。

 あれ、混濁してるのかな。

 固まった蜂蜜が脳裏に浮かんだ。

 う~ん、混濁じゃあなくて固まってるわ。

 

 そういえば少し前から出が悪いと感じていたのだけど、全く気が付かなかった。

 だって、オイルを使う時は眼鏡を外してるから、あまり見えていないもの。

 それに、いくら寒いと言っても洗面台の中だから固まるなんて思ってもいなかった。屋外に置いてるわけじゃあない。

 どこに置こうかと迷ったけど、浴室に置いてみた。

 浴室はずっと換気をしているから、朝は固まっているかも。

 でも、入浴後に使用するときは温まって溶けているはずだし、無理なら湯に浸ければ良いはず。

 

 以降、ホホバオイルは風呂場に置いておけば、問題なく入浴後に温かく塗れるので問題解決のはず…

 でもね。

 ぐうたらな私は、塗るのがめんどくさくなっちゃって。

 結局、風呂から上がる際に洗面器の湯の中へ、ホホバオイルを数プッシュし軽く混ぜ混ぜ。

 そのオイルが入った洗面器の湯を頭から全身にバシャ~。

 髪の水気を軽く手で絞っておしまい。

 普通にバスタオルで拭きドライヤーもするけど、効果はあるよう。だって、翌朝の髪の艶が良いから。


 その話を帰省中の娘にしたら一言。

 「おじさんやん」


 そうか。からいいかな

 アラ還の私は、おじさん化してたんだ。

 現実を突きつけられたけど、何だか楽しいからいいかな。

 今日も楽して楽しくを目指してます。

 

 

 

 

 

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る