第38話 謎の虫
昼間、寂れた工業地帯の近くにある川に数匹の七色の虫がいる。
川の側に白いローブを着た男たちが集まり通り行く人達に演説を始めた。
「この奇妙な虫は主の使いである! 汚れた水を飲んで綺麗にしてくれてる!」
そういって、奇妙な虫が口からこぼしている水をペットボトルに汲んで売り出した。
数日後、増殖した虫を昆虫採集を趣味としてる男たちが数匹捕まえて法外な値段で売り始めた。
あまりにも増えすぎたので、武装した警察が川へやってきて棒で叩き始めた。汚水が飛び散り、汚水の海が出来て人々は溺れ死んだ。
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