第8話 不思議なキノコ
朝の青い空。
茶色の地面に1本のキノコが生えてる。
老人がキノコを眺めていると、口元に食べかすを少年が声をかけてきた。
「おじいちゃん! いつもこのキノコを見てるよね。もしかして美味しいの?」
「ああ、もちろん美味しいぞ。もうこの1本しかないが。ワシの息子は何をしている?」
「お父さんは、お母さんと後片付けと洗いものをしてるよ!」
ざっ、ざっ。
少年の後ろにいつの間にか、両親が立っていた。
母が言った。
「何と話をしてるの?」
少年が前をしっかり見ると、死体があった。
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