第5話

ゼノ「ビル群が増えてきたなそろそろ新東京か?」

レイン「今新茨城の水戸、まだ半分も来てない」

ベイカー「三日も走らせてまだ半分行ってないのかよ」

ゼノ「まだ一番近い新東京でよかったじゃないか。新北海道とか新沖縄、新福岡とかだともっと急がないといけないからな」

ベイカー「まぁ、そうだな」

ゼノ「それにしてもよくレインは道を覚えられるな。地図一回見ただけなのに」

ベイカー「隊長組は俺らと比べて優秀なのが売りだからな。3班全部違うルートに行くのもどうかと思うが」

ゼノ「いつもは2班なのに今年は珍しいみたいだな。でもこの地上もそれだけ危なくなって来たんだろうな」

レイン「別れるのはリスク分散」

ベイカー「3班のうちのどこかの班が新東京につけば良いってことか」

ゼノ「所詮俺らは兵器だからな」

ベイカー「少し特殊な体質で人間じゃなくなるっていうのも悲しくなるな」

ゼノ「そうか?その分役に立てると思えば良いんじゃないか」

ベイカー「俺は聖人君子じゃないからな」

ゼノ「ああ、ベイカーが聖人君子なら俺らは神様くらいか」

ベイカー「んなわけねぇだろ」

レイン「兵器は任務をこなす」

ゼノ「そうだな…」

ベイカー「都市部が近づいてくるとやっぱりモンスターが増えるな」

ゼノ「そうだな、今ここは筑波辺りか」

レイン「この後南下して新千葉に入ってその後新東京に入る」

ゼノ「その理由はもちろん」

レイン「3頭の発見情報あった」

ベイカー「ついに3頭か…」

ゼノ「気が重いな」

ベイカー「また2頭か…」

レイン「5匹。ゼノ2、ベイカー1」

ベイカー「俺が2でも良いんだぜ!」大剣を抜き、走り出す。

ゼノ「隊長様のご指示には従え!」剣を一本取り出し、向かう。

レインは双槍の柄をくっつけ、長槍とする。

レインの攻撃は舞のように、ベイカーは荒々しく。ゼノはマニュアル通りに攻略する。

倒したモンスターを火葬し、またソルカーに跨る。

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