第3話

ゼノ「ごちそうさん」手を合わせ、頭を下げる。

レインはまだ食べているみたいなので、横になる。

少し目を瞑る。敵の気配は感じ…

ベイカー「来てくれ!」

上の方でベイカーの声が聞こえる。立ち上がり、ベイカーの元へ向かう。

ゼノ「どうした!?」

ベイカー「これ見てくれよ!ゲーセンってやつだぜ!」

ゼノ「はぁ…何だよ。そんなことかよ」

ベイカー「そんなことって何だよ。ゲーム面白れぇじゃん」

ゼノ「でも動かないだろ。何十年前のやつだよ」

ベイカー「蔦とか苔で年代まではわからねぇな」

ゼノ「全く…モンスターが現れたかと思ったぜ」

ベイカー「それは気配を感じればわかるだろうが」

ゼノ「場所が違ければ感知できる範囲も変わるだろう?」

ベイカー「そんなのレイン嬢が来てないんだからわかるだろうが」

ゼノ「あ、本当だ。まだ飯食ってるのか」

ベイカー「少しは周りを見ろよ」

ゼノ「うっせぇなぁ…」

ベイカー「それじゃ体調さんのところまで戻りますか」

ゼノ「あぁ」

下に降りるとちょうど食べ終わったのか、座って水筒の中身を飲んでいた。

ベイカー「隊長食べ終わったかい?」

レインはコクリと頷き、ソルカーに向かう。

ベイカーと一緒に外に出てソルカーに乗る。

ベイカー「今日はどの辺まで行くんだ?」

レイン「行けるところまで」

ベイカー「無計画ってやつね」

ゼノ「レインが言ってるんだから大丈夫だろう」

ベイカー「まぁな」

レイン「行くよ」

ベイカー「どれくらい進んだんだ?」

ゼノ「さぁな。俺は距離感がわからないからな」

レイン「寝床」

ベイカー「はいはい」カプセルを放り投げるとテントができる。

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