小説に書き綴ったトラウマ(3/10)
優たちにやらせてあげた理由はいろいろあるが、特に抽出していうならこの三つだろう。
まず、優は初日誰とも話していなく(僕を除き)一人だった。僕の過去の経験を配慮しても、優は信じられるような気がした。実際今のところ大丈夫だし、そういうそぶりは見えない。
次は、友は学級委員長に立候補するくらいで、雷神と横橋はそれに仲が良いため大丈夫だろうと思ったからだ。実際今はまだ信じ切れていない。が、やりたいと言ってきたときの態度や眼差しはいいやつのそれだった。
まだ四人は信じ切れていない。昨日のように壁があるように感じるのには変わりないし。
ここまでのことだけだと、やらせてあげる理由になるのか? と、なるかもしれないが、ただ直接目の前で感想を言ってほしかったというのが大きな理由であり、そのやってもらう人に選んだだけだ。態度が好ましかったというのが選んだ理由なので、今話しかけあれたこいつは論外だ。やらせてやるわけない。
しかし、断ったらさらにひどい目にあった。
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