友達が家に来る(8/13)

「よし、やるぞ」

 四人は一緒にプレイを始めた。僕はそれを横目にプログラミングの本を読みこんだ。ちなみに四人を公園に向かいに行く途中で、新しい本を買った。これでゲーム作りを継続できるので、読み込んだ。


 一時間経った頃だろうか。優が話しかけてきた。

「旭、これめっちゃおもろいよ。才能あるわ」

「ありがと」

 短く返事した。お世辞かどうかはわからん。だけど、嬉しい。優がそんなこと言う性格には思えないので、お世辞じゃないだろうけど。

「あっ、そうだ。優ってメニゲムのアカウント持ってる?」

 因みにメニゲムとはだれでもゲームを公開、販売しプレイできるアプリだ。アカウントを持っていれば誰でもゲームを遊べる。

「持ってるよ」

「じゃあ、アカウント番号教えて。このゲーム送るから」

 僕は他の三人に聞こえないように言った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る