友達が家に来る(4/13)

 少し時間が経った後、もうすぐ一時になりそうだったので家を出た。

 学校前の公園に着くと、午前授業だったのもあって、生徒がたくさんいた。僕はそこで一人待っていた。

「よお、旭」

「お! 優。最初だよ」

「マジ? もう五分すぎてるから最後かと思ったわ」

「ぜんぜん」

 時計を見ると、確かに一時五分だった。


 少し待っていると、次に友が来た。

「こんばんは」

「友、来たか」

「いいんちょー、遅刻だよ」

「ごめんって」

 優は友のことをいいんちょーと呼んでいるってことを初めて知った。っていうか今日決まったばっかなのに早いな。

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