学校生活・クラスの人々(2/5)
「いいの?」
「いいよ」
「ありがとう」
そんな会話をしていると校門に着いた。下駄箱に入り、教室に向かった。教室に入ると、既に二十人くらい人がいた。皆まだクラスになじめていないらしく、ほとんどがもともと知り合いだった人と会話している人が多かった。僕と新多のように新しく知り合った人と話している人はほとんどいなく、教室で一人になっている人が多かった。それを見て僕はまだ新学期になじめている方なのだなと安心した。僕にもまだ希望はあるのだなと実感した。
僕は自分の席に向かい、筆箱などを出して鞄をロッカーにしまった。そして自分の席に座り、先生が来て朝の会が始まるまで新多と話していた。
「はい、皆さんおはようございます。出席を取るので元気に返事をしてください」
神送先生はそう言って出席を取り始めた。声のボリュームや元気さなどでその人の特徴がだいたい分かる気がする。そんなことを考えながら自分の名前が呼ばれたら返事をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます