第十三話 巷はごたごたしているようだけど俺たちはダンジョンを攻略するそうです

 今日は仕事が大変だった。


 いつもと違う仕事量でゴタゴタしていた。


 巷ではダンジョンが各地で出来てモンスターが溢れているようだけど俺たちは問題ない。


 各地でヒーローが誕生しているのは目のつくとこにあるけどどうなんだろうか?


 実家ダンジョンはいつも通り静かです。


 仕事を終えて帰ってきて晩御飯を食べてから寝るまでの数時間ぐらいだけどダンジョンに潜る時間ができる。


「ヒロキ帰って来たか!」


「晩御飯は私が作っておいたにゃ」


「ありがとう助かるよ」


「新妻なのにゃ」


「エルシャも新妻?」


「ミャーコ変なことを教えない!」


 晩御飯を食べながら俺たちは今後の行く先を考えた。


 でもダンジョンを攻略して素材をかき集めてイルマに売って、稼いでガチャ引いて……本当にこれでいいのか?


 ダンジョンが現れて国の対応とか出てきたのに秘密のダンジョンで荒稼ぎ。


 今後ダンジョンは公のもとに晒されてどうなるんだろ?


 一般に公開されるんだろうか?


 でもエルシャの存在とかミャーコの存在もある。


 マオちゃんとはあれから連絡して山のダンジョンは封鎖されていないって言ってた。


 とりあえず実家ダンジョンに潜る。


 現在十四階層まで攻略している。


 十四階層はリザードマンが出現する。


 リザードマンは実際のゴブリンとかより強い種族。


 素早いしゴブリンより耐久力も高い。


 リザードマンはボロボロの曲刀を持っている。


 振り上げてきた。


 鉈で切り上げた。


 リザードマンを切りつけた。


 反撃してくる。リザードマンの曲刀が俺に当たる。


 ただ雷炎化していたので効かなかった。


「行くにゃ!!」


 ミャーコがナイフ術でリザードマンを倒している。


 エルシャが水魔法で俺を癒してくれる。


 光魔法も使う。


「アクアボム!!」


「猫迎撃!!」


 リザードマンを倒した。


 その後リザードマンが三体出現した。


「アクアウェーブカッター!!」


「ナイフで倒すにゃ」



「雷撃」


 リザードマンは倒された。


 意外にも耐久力がある。


 巷はゴタゴタしていたが俺たちのダンジョン攻略は順調のようだ。


 リザードマンの上位種を見つけた。


 リザードマンアフターが出現した。


 いきなり火炎の息を吐き出してきた。


 俺が盾になる。


 雷炎化で普通に防ぐ。


「火炎弾」


 リザードマンアフターは仰け反る。


「爆発火炎」


 リザードマンアフターは死んだ。


「やはり凄いのだヒロキ」


「やるのにゃヒロキ」


「そうかこのくらい普通だろ」


「雷神炎帝はチートなのよ」


「チート過ぎるにゃ」


 俺のレベルはゴリゴリ上がっている。


 現在65だ。


 みんなのレベルは30ぐらい。


 いくらなんでも強すぎるような……


 獲得経験値十倍のほうがチートだと思います。


 十五階層に到達した。


 ボスのリザードマンキングをサクッと倒して進んだ。


 十六階層だ。


 明日は休みだ。


 だから今回はもう少し進む。


 十六階層のモンスターはレベルが上がった。


 オークが出現した。


 オークか。なかなかにリザードマンより耐久力が高そうだ。


 だが雷撃で一撃だった。


 雷槍でも一撃。


 なんだこいつら見掛け倒しか。


 鉈は超絶強化されている。


 この鉈にもご愛着がわいてくる。


 鉈に雷をエンチャントする。


 雷鉈。


 これをオークにプレゼントする。


 オークは麻痺したそして鉈で斬り倒した。


 オークの皮膚は硬いが雷で強化したら鉈のほうが切れ味が上だ。


 十六階層はなかなかに深い。深くほの暗い底のようだ。


 オークの上位種も出るんだろうか。


 オークは今のところそこまで苦戦しない敵だ。


 オークのドロップ品はオーク肉のようだ。


 売る前に食べてみたいな。


 とりあえず進むしかない。


 まだ進めるはずだ。

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