第十四話 強敵は数の暴力こそが脅威というのは俺の前では無力だった件について

 十六階層のオークを相手にしている。


 エルシャの光魔法は得意なのが大丈夫だ。


 ミャーコのナイフ術も強い。


 俺の雷神炎帝は最強のスキルのようだ。


 今使える技は雷撃、雷槍、雷剣、火炎弾、爆発火炎、炎龍ぐらいだ。


 イメージが技で具現化できる。


 オーク相手だと一撃で倒せる。


 オークのような敵は凄まじさを感じない。


 けど倒すのが面倒だ。


 十六階層の広さは縦横無尽だ。


 あまりにも広い空間、天井が虚空に見える。


 オークが五体出現する。


 ミャーコが爪を巨大化させる。


「ナイフじゃ倒せないから仕方ないにゃ」


「そんなことできるんかミャーコ」


「強化スキルにゃ」


「すげえ」


 エルシャは新開拓の風魔法を使っている。


「ウィンドカッター」


「タツマーキフウダンケン!!!」


「おおいエルシャ呪文名が適当になってないか?」


「このほうが強くにゃる」


「ならいいのだが」


 オークたちは一人ずつ倒されていく。


 ミャーコの爪巨大化はかなり強い。


 抉られるようにオークが引き裂かれていく。


 エルシャの風の刃で切り裂かれていく。


 エルシャはさらに呪詛のように呪文を唱えている。


「リクラpHuリュートコムラセイガgwro」


「エルシャさん!? それ何語??」


「ハイエンシェントエルフ語です」


「凄いななんて言ったんだ?」


「我が竜巻である風よ全てを破壊せよと」


 エルシャがトンデモナイ呪文を唱えているとオークが全て死んでいた。


 いくらなんでも強すぎる。


 そういえばエルシャのMPも千を超えているようだ。


 ミャーコも近接戦闘能力なら俺を超える。


 ミャーコが身体能力強化魔法『神威』を発動した。


 あまりにも速いスピードで動けるミャーコを捉えきれない。


 続いて出てきたオークを爪で抉り続けて引き裂く。


 百裂ひっかき拳と言っている。


 そしてオークは三体いたのだが全てミャーコが倒した。


 俺も頑張らないと。


 エルシャとミャーコが俺を見る。次は俺の番だな。まあ雷撃でサクッと倒しますか。


 そして出てきたオーク二体を雷撃でサクッと倒した。


 もう普通に倒せる。 


 十六階層も余裕そうだ。


 十六階層の強敵はいないのかな?


 するとオークの上位種を発見した。


 オークマスターだ。


 通常のオレンジ色のオークに比べてこいつは真っ赤なオークだ。


 魔法を使用してくる。


 灼熱の業火を放ってきた。


 俺が爆発火炎で相殺する。


 その後、雷槍をぶつける。


 ただ倒れない。ミャーコが神威で連続百裂ひっかき攻撃をする。


 エルシャが謎言語のエルフ語で光の魔法を放つ。


 するとなんとか倒せた。


 ドロップ品が豪華な鎧だ。


 マスターオリジンメイルという鎧だ。


 防御力+300というなかなかに強力な防御力かも知れない。


 ミャーコの神威が強すぎる。


 お助けキャラというのは本当かも知れない。


 ミャーコといるとレアドロップ率が十倍だし本当にすごい助かる。


 エルシャもエルフ語で強いしなんとなく最強かも。エルシャは元奴隷と言うがそういうのは水に流そう。前の世界のことだし。

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