第十一話 強くなったのでマオちゃんとダンジョン配信をするそうです
本日は休みの日だ。三連休の初日なのでなかなかに良い感じだ。
もうすっかり秋だ。十月なのでせわしない。
今日はマオちゃんとダンジョンに入る日だ。
ダンジョンの場所は一番近い山にある秘密の場所だ。
マオちゃんダンジョン(仮)ではゴブリンが多めに出る。
そしてダンジョン攻略の日、エルシャとミャーコを連れてマオちゃんに会いに来た。
「ようこそ!! ダンジョン配信日和だね」
「スマフォが浮いてるけど」
「スマフォが浮いてる」
「スマフォが浮いてるにゃ」
「これは私の配信魔法というスキルよ」
「魔法なのかスキルなのか」
「どっちもよ!」
「配信とか大丈夫なのか? 俺の顔を出されるのは困るんだが」
「私は出たい」
「私も問題ないにゃ」
「じゃあヒロキ君だけモザイクね」
「そんなことできるのか!?」
「配信魔法を舐めないでよ、モンスターのスプラッタシーンもモザイクが入るよ」
「凄いな」
「Youtubeでは特撮として申請してるけどどうせつ五十万人かいつも通りね」
「どうせつ五十万人って多すぎないか!?」
コメントがVRで表示されるので見れる。
これも配信魔法の力か。
マオちゃんキターーーーーーーーーーー!!
横の男は何者ですか!?
エルフの少女新たな仲間か!?
猫耳少女もいるぞ!
コメントが空中に映し出される。
そしてダンジョンで俺に対する辺りが酷かった。
マオちゃんに彼氏がいたのかとか! 男はいらんみたいな。
でもみんな慣れた。
俺が強いことがわかると手のひら返した。
なかなかやるな謎の男!!
ヒイロ君(仮)らしい
ヒロキが本名なのにヒイロという仮名を与えられる俺はなかなかに骨が据わっているかもしれない。
雷神炎帝を使ってみた。
体を雷炎化できる時点でどこのロ〇ア系の能力者だよと感じた。
この状態で敵に対して雷を放った。
敵は一瞬で炭化した。
「凄いよヒイロ君!!」
「ヒイロ君凄い」
「ヒイロ凄いにゃ」
ミャーコさんもっと猫語喋って!!
エルシャちゃんすっごく可愛いよ!
ヒイロさんはサバイバーなのか!!
エルシャちゃん(*´Д`)ハァハァハァハァ!!
エルフのロリちゃん神!!
凄く気持ち悪い奴らがいるようです。俺は顔を出せないでいた。
このダンジョンはなかなかにレベルが高いが俺が新たに得たスキルでかなり相手が弱く感じた。
ゴブリンレジェンドとかいう強敵が現れた。
手とうで攻撃してくるゴブリン。
雷撃を放つ俺。
炎の弾丸を撃ちだす。
ゴブリンレジェンドが受け止める。
「ケケケケケケケケケケ!!」
強いなこいつ
レジェンドとか最強やん
強すぎる
コメントがVRで浮かび出る。
マオちゃんが頑張る。
「ドラゴンフレイム!!!!!」
「グギャア!!!」
「駄目か!! もっとみんなの力が必要だよ!!!」
頑張れ頑張れ!!!
がんばってえええええええ!!
がんばるのだあああああああああ!!!
マオちゃんの体が光る。
これが配信魔法の真の力だとか。
同接数が増えれば増えるほど自身の力とパーティメンバーのステータスが上昇するとか。
応援の力もステータスを底上げする。
ゴブリンレジェンドは倒された。
そしてドロップアイテムがレジェンドこん棒。
かなりの攻撃力だ。
しかもウォールバーストレジェンドとかいうスキルを使える。
かなり有用な武器のようだ。
マオちゃんが使うそうだ。
かなりの敵だった。
そしてダンジョン配信を終えた。
スパチャもかなり稼げたとか。
Youtubeさんもご満悦らしい。
みんなも初めてのダンジョン配信はかなり楽しかったとか。
◇
総理官邸某日某時間。
「三嶋総理!! 大変です!! ダンジョン配信を行っている人物がいます!! ドラゴンガールですしかも!!」
「何を言っているんだダンジョン……ダンジョン……そんなものがあるものか……」
「しかし総理!! ダンジョンは民間の人間が侵入して動画を撮っている人物がかなりいます」
「ネットで確認しましたが三十名ほど」
「総理大変です!! 渋谷でダンジョンが発生しました!!!」
「なんだと!?」
渋谷でダンジョンが発生した。
かなりの強いモンスターが外に飛び出している様だ。
渋谷は騒然としていた。
梅田でもダンジョンが発生していた。
梅田と渋谷でダンジョンが発生していた。
無機質な階段が発生していた。
どうなる日本?
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