第三話 エルフの少女が家に来た

 ダンジョンの第三階層を攻略中だ。


 ダンジョンを攻略している中でキックラビットを倒している中で普通に倒している。


 今日はガチャを引いた。


 出たのは【スキル強奪】。


 スキル強奪のスキルとは敵からスキルを奪えるスキル。


 ただし一度使用したらスキル強奪のスキルは消える。


 よく考えて使わないと駄目なスキルのようだ。


 ダンジョンは魔境だ。そうでなくてもゴミのように這い出てくる魔物が俺を襲う。


 負けたらダンジョンの糧になる。


 ダンジョンに吸収されて終わるのだ。


 レアモンスターに出会った。


 爆発スライムだ。


 爆発の弾丸を放ってくる。


 俺は鉈を揮う。


 なお防具はガチャで出たジュラルミンの鎧がなかなかに硬くて強かった。


 爆発スライムから爆発の札がドロップした。


 貼り付けたら爆発する札だ。


 なかなかに強いようだ。


 レアモンスターは各階層に一体はいる。


 三階層のレアモンスターは爆発スライム。


 二階層はホムラスライム。


 一階層はわからないまだ出会ってない。


 四階層はまだ先だ。


 でも明日は休みだ。


 色々な物を手に入れてみる。


 ガチャでアイテムポーチを手に入れた。


 容量100キロのようでなんでも入る。


 アイテムポーチは(極小)のようだ。


 四階層までなかなかに到達しない。


 しかしここで四階層の階段を見つける前に異常事態があった。


 少女が倒れている。


 こんなところに人がいるなんて驚きだ。


 しかも耳が長いようなので人間じゃないのかも。


 鑑定によるとエルフと出た。


「とりあえず運ぶか」


 エルフの少女が仲間になったのか?



 家に運んだ。エルフの少女がなかなか眼を覚まさない。


 もしかして負傷しているのか? と思いポーションを飲ませる。


 するとしばらくしたら目を覚ました。


「アルfROホルシャナイト??」


「困ったな日本語が通じないのか」


 その後怯えた様子の彼女は色々と身振り手振りで俺の家にいついた。


 とりあえずエルフの少女には洋服を買ってあげた。


 そして温かい食事を提供してあげた。


 すると彼女の目には光が戻った。


 なんだが凄く暗かった顔から彼女の顔に色が戻ったような気がする。


 数日後、五階層にまで来た。


 エルフの少女には名前をつけた。


 エルシャと言う名前を。


 エルフの少女だからエルシャって安直すぎないか俺。


 五階層の転移の祭壇で戻ってきた。


 家に帰るとエルシャが待っていた。


「ヒロキ、マッテタ」


 エルシャは言葉を少しだけ理解していた。


 凄い吸収力だ。


 しかしどうしたものか。


 この少女はどう見てもエルフ。


 長い耳を隠さないと外にも出歩けない。


 俺もヤバイ。


 独身の男性が少女を匿っているだけで犯罪だろう。


 まあ親戚の娘とかにしておけば問題ないかもしれないが。


 速く言葉を覚えてもらわないと。


「エルシャ? 良い子で待ってた?」


「エルシャ良い子でマッテタ」


「お菓子食べた?」


「食べた」


「ごはんすぐに作るからな」


「うん」


 ご飯を作り、なお今日の晩御飯は豚ロースステーキだ。


 エルシャは何でも食べるのでこちらとしては嬉しい。


「エルシャもダンジョン入りたい」


「エルシャ何言ってんだ年端もいかない少女だろお前は」


「エルシャ魔法使う」


「魔法!?」


 俺は驚いたそういえばエルフは魔法が得意なんだよな普通は。


 エルシャがダンジョンね……でも少女だよな?


「エルシャほんとは30歳」


「なんだってーーーーーー!?」


「エルフは成長遅いし長寿の種族」


「そうなんだな」


「エルシャは奴隷だた。エルフの奴隷は貴重な存在」


「奴隷……? どうういうことだ」


 エルシャは話してくれた。


 異世界から来たこと。異世界で奴隷としてこき使われていたこと。


 でも戦争奴隷らしい。


 戦争でエルフの里を追われていたらしい。


 両親は死んでて天涯孤独の身らしい。


「ヒロキは私を救ってくれた男前の人」


 ポワリと頬を熱くさせる一言を言ってくるエルシャなのであった。


 よしダンジョンに行くか!


 そしてエルシャと共にダンジョンに潜ることにした。

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