第3話 慶應義塾高等学校野球部が実践するエンジョイ・ベースボール

民主的だの、髪型が自由といった、安物の韓流マスコミレベルのものの見方ではなく、日本人らしくもっと本質を見るべきです。早い話が、当の慶應義塾高等学校野球部監督のマスコミからのインタビューに対する答えが、それを端的に語っています。

○  「どう投げ、どう打ちたいのかを言語化して説明できるようになって欲しい。それは、考えないと説明できません。」

 → 自分の目で見て自分の頭で考え、自分で実行して確かめる。そういう科学的な姿勢を楽しむ。これが「エンジョイ」ということ。

○ 「その場で楽しむということではなく、より高いレベルを目指して野球を追求していく。」


  ○ 「指導者が全て管理してしまうと、一人一人から野球を奪ってしまう、ことになる。」


  ○ 「監督やコーチの指示通りにやる。そこに命をかけるみたいな3年間を過ごしたところで、そのあと、大学生や社会人に放り出された時にまずいんじゃないか。」

→ 一台の大型コンピューター(メインフレーム)に無数の端末がつながるが、それらはデータの入力端末でしかない。データの処理・加工・ストレージはすべてメインフレームに依存する「中央処理スタイル」。

イメージ的には「ハメルンの笛吹き」。一つのコンピューター(指示者)によって、全人類が一斉に「右へ倣え」する世界。

一方、「ワークステーション」では、各端末は独立したコンピューター(CPU・メモリー・ストレージ)として独自にデータ処理・加工・保存ができ、大型コンピューター(メインフレーム)を経由しながらも、各コンピューター同士で直接やり取りができる、「自主独立スタイル」。


○「自分で考えるという経験や思考力は今後の人生に於いてどこに行っても役に立つはず。それが私の信念です。」

これが慶應義塾高等学校野球部のエンジョイ・ベースボールの神髄でしょう。


  甲子園での決勝戦、慶應義塾側観客の応援が凄いと韓流マスコミは非難気味に言いますが、試合中マウンドに集まった9人の選手たちは全員、応援席ではなく空を見ていました。慶応のピッチャーも「プレーに集中していたので、応援は聞こえなかった。」と話しています。


大きな大会で・大きな声援の中で戦う選手にとって、大声援なんて大して気にならない。現前の戦いに集中しているから、そんなもの耳に入っていない。それほどに目の前の勝負に集中しなければ戦えないのです(私の大学日本拳法時代の経験)。

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