大福とイチゴ🍓大福…最終話②

待たせたな…物書き

祠の先の友人と一緒に下って来る祖母


あっ! 

物書きが勢いよく立ち上がった為に

膝にいた木霊が…コロコロコロンと転がった


ヒュン…ヒヒュン…

私達の周りに風が舞った


山の主様と木霊様がいらしゃる…

祖母が呟いた


可愛いお客さんか…確かに…

ウンウンとうなずく、祖母の友人


祠の世話をしているおじさんだ

大きな手で頭を撫でる


ミャフゥ…

タバコ臭いわ!

傍にいた私の頭に一撃…理不尽パンチだった


いかんな…なぁ

私を抱き上げ、背中を撫でる、おじさん

なんだか…のんきな父さんを思い出した


山の主…木霊…

物書きは不思議そうに祠を見つめた




祖母の具合が良くなり

能天気な母さんが自宅に連絡する


……そろそろ、帰って来い!

のんきな父さんの鶴の一声で

僕たちは家に戻る事になった





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