大福とイチゴ🍓大福…最終話①
きれいにゃん
ねぇにゃんは嬉しそうにコロコロする
フニャン…木霊というんだ
私の前足の中のキラキラが
フッと浮いた
にゃん!
なんだ? お前?
ゴン様に何か用か?
キラキラがすべて浮いた
そして、小さなネズミ🐭みたいになった
キラキラが…ネズミ🐭!
ゴン様って…誰?
ねえにゃんが小さなネズミ🐭に聞いた
ネズミ🐭?─失礼だぞ!
ゴン様の使いだぞ!
ゴン様はお前達の前にいらしゃる!
光る猫🐱?
私は木霊に尋ねた
フニャン…木霊達、わしの友じゃ
ゴン様の友…失礼しました
ですが…ただの猫🐱ですよ
フニャン…祠の世話する者のお客じゃ
そこにいる男の猫🐱じゃ
木霊達は物書きをぐるりと囲んだ
コロコロ…コロン
コロコロ…コロン
と一斉に歌い出した
ん? 心地よい風がふいているね
大福…イチゴ🍓大福…
物書きはキーボードの手を止めた
にゃぁん…
気づけ…物書き
ミュウウ…
みえるでしょう…物書き
フニャン…
無理だよ…木霊はみえないし、風を呼ぶんだ
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