第17話

―次の日―

ジャック「よし、それじゃ行こうか」

アリーユ「5番街からそのまま入れるんだっけ」

ジャック「基本部外者は行き来禁止だから今日くらいじゃないと入れないってギルも行ったね」

アリーユ「それじゃ合格しに行きましょ」

ジャック「その心意気いいね」

―魔法学園―

ジャック「ざっと見たところ1000人くらいかな?」

アリーユ「入れるのは100人くらいだからほとんどいなくなるね」

ジャック「試験方法ってどんな感じなんだろう?」

アリーユ「それはこれから始まるよ」

『みなさん今日はお日柄もよく、誠に受験日に相応しいものとなりました。みなさんちゃんと番号札はついておりますね?一次試験としてまずは半分の500人にしたいと思います。番号札5枚集めたものから近くの教員に確認をとってください。一人でやるのもよし、仲間を作ってやるのもよし。それでは1分後はじめます。なお、人を殺めてしまった場合その場で退場となりますので悪しからず』プツンと音が消え受験生がざわつく。

ジャック「アリーユどうする?」

アリーユ「5枚集めるとは言っていたけど5枚以上集めちゃダメとは言ってなかったわよね?」

ジャック「そうだね、でも大丈夫?力加減」

アリーユ「危なかったらジャックよろしく。私はフルパワーでぶっ放すわ」

ジャック「しょうがないなぁ。それじゃ僕にも番号札分けてよ?」

アリーユ「当たり前じゃない。私はジャックと上を目指しに来たんだから」

『それではこれから始めます。たくさんの人たちに会えることを楽しみにしてます』

―音が消えた瞬間、其処彼処で魔法が飛び交う。

ジャックは飛んできた魔法を叩き落とす。ジャックの白魔法を体に纏わせるイメージで魔法を相殺する力となる。多少相手が上まろうとも、自然に治る。

アリーユ「準備できた。それじゃジャックよろしく」

ジャック「はいはいー」

突如、中心から嵐が生まれる。

受験生はどんどん飲み込まれる。

あるものは飛ばされ、あるものは嵐の中でズタズタになる。

風と一緒に水の刃も回っている。

痛みのあまり、気を失う輩が多出。

ジャック「うわぁ、相変わらずすごいなぁ」落ちてくる人の怪我を治しながら感嘆する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る