第10話
―半年後―
ジャック「それじゃいってきます」
アリーユ「受かってくるから準備しておいてよね!」
マスラー「楽しんでこいよ」
カルハ「遊びすぎちゃダメですよ」
ハルテヤ「魔都に行くの久しぶりねぇ」
サリーユ「しっかりやってくるように!」
ジャック「僕の両親とアリーユの両親すっかり仲良くなったみたいだね」
アリーユ「いいことじゃない?ささっと行って合格してきましょ!」
ジャック「そんな簡単じゃないと思うんだけどなぁ」
アリーユ「何言ってるのよ、なんのために半年間修行してきたと思ってるの?」
ジャック「そうだねぇ…それもそうか」
アリーユ「今の私たちなら敵無しよ!」
ジャック「アリーユが言うならそうなんだろうね、それじゃ行こうか」
魔都行きの馬車に乗り、揺られること3日間。
道中、野盗などにも出会ったが、アリーユの敵にはならなかった。
アリーユの魔法の練度と放出量が上がったせいか、変な武器や防具では意味をなさない状態となっている。
決して敵に回しては行けない女性の代表格だとジャックは思う。
ジャック「アリーユは最初の頃に比べるとすごく魔法の扱いが上手くなったよね」
アリーユ「ジャックのおかげでしょ。あなたがいなかったらここまでの自信はつかなかった」
ジャック「それじゃ出会えたことに感謝だね」
アリーユ「そうだね366日あるうちの1日で会うなんてね、とても嬉しいわ」
―
途中街にもより同じような受験生を乗せ、魔都へ向かう。
そして大きな建物が見えてくる。
外壁のより上から覗く建物が僕たちの向かう魔都の魔法学園、ここで上を目指していくことになる。
アリーユ「あんな高い建物初めて見た」
ジャック「アリーユの家より大きい建物、初めて見た」
馬車が止まり、降り始める。
アリーユ「心の準備はできてる?」
ジャック「今更何を」
アリーユ「それじゃ行きましょ!」
ジャック「僕たちの新しい世界へ」
二人で馬車から飛び降り、歩き出す。開いた大きな扉がジャックたちを迎え入れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます