第9話
―アリーユ家の果樹園―
サリーユ「それじゃジャックくんの力を拝見させてもらおう」
ジャック「それじゃ同じような木の実を美味しく作ればいいんですね?」
サリーユ「あぁ、甘く美味しいものを作ってくれたまえ」
ジャック「わかりました」
ジャック(僕の昔の世界にあったような味でいいのかな)
ジャックは放出量を多くして魔法を放ち続ける。
サリーユ「おいおい、アリーユ彼はこんなにすごいのか?」
アリーユ「私が知っているよりも凄くなっているけど…」
―10分後―
サリーユ「ジャックくん…君は国宝になるかもしれない」
ジャック「そうなんですか?」
アリーユ「ジャックくん例の効果は付与してないよね?」
ジャック「してないと思うけど…」
サリーユ「2人でなにをコソコソしておる。一緒に食べようではないか」
ジャック「いただきます」
アリーユ「いただきます!」
ジャックに習いアリーユも齧り付く。
サリーユ「アリーユよ…はしたない…」
アリーユ「この食べ方が一番美味しいのよ!お父様もぜひ!」
サリーユ「そうなのか?そういうならしょうがないな」
サリーユも齧り付く。
サリーユ「うんまい!」
アリーユ「でしょ?」
ジャック「上手くいってよかったです」
サリーユ「このままこの領地で働いてもらいたい…」
アリーユ「だーめ!ジャックくんと一緒に魔都の魔法学園に行くんだから!」
サリーユがショボーンとしている間、アリーユはジャックに近寄る。
アリーユ「あの効果はないみたいだね?」
ジャック「僕は元々わからないけど、アリーユが言うんだったら間違いないだろうね」
サリーユ「ジャックくん、君はこの…」
アリーユ「お父様!」
サリーユ「ひっ!」
ジャック「大丈夫ですよ、魔都に行くまで半年あるのでそれまでは頑張らせていただきます。高いお給金がもらえる分は働かせてもらいますよ」
サリーユ「君は神の生まれ変わりだ…ありがとう…ありがとう…」
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