第8話

―帰り道―

ジャック「そういえば父さんと母さんの紹介があった後、向こうのご両親は青ざめていたんだけど、どうしたの?」

マスラー「さぁな?何かあったんだろう」

ハルテヤ「ジャックもしっかりするのよ?アリーユちゃんいい子みたいだから」

ジャック「もちろん!修行仲間だからね!」

―次の日―

ジャック「今日はどういう修行をやるんだ?」

アリーユ「まずは自分ができることを探していこう。試行錯誤だね!」

ジャック「そうか、まずは再生について見てみようか」

アリーユと白魔法について色々調べた。

ジャック「活用法は色々ありそうだな」

アリーユ「今度は人で試さないとね?」

ジャック「それじゃ僕に優しく風魔法を使って?女の子を傷つけるわけにはいかない」

アリーユ「小さな傷ね?」

ジャックに向け、極少量の魔力を練り、ジャックの腕に放つ。

ピッっと赤い筋ができる。がすぐに再生する。

アリーユ「ジャックの魔法はすごいねぇ!」

ジャックは困惑する。

ジャック「僕はまだ、魔法を使っていない…」

アリーユ「え?どう言うこと?」

ジャック「今魔力を練っている最中だったんだ…」

アリーユ「ジャックくんの身体自体に再生効果があるってこと?」

ジャック「そう言うことになるだろうな…」

アリーユ「すごいね!」

ジャック「結局人じゃわからなかったな」

アリーユ「まだまだだよ?」

アリーユは自分の腕に傷をつけていた。

ジャック「ダメじゃないか!完璧に治らなかったらどうするんだ!」

ジャックは魔力を手に集中して、白魔法をかける。

数秒も経たないうちに、アリーユの傷口が完璧に治る。

アリーユ「やっぱりジャックくんはすごいや…」

ジャック「もう自分を傷つけるなんだことはしないでくれ…」アリーユの頭に手を置く。

アリーユ「ジャックくん?ごめんね?」

ジャック「わかってくれればいいさ」

アリーユ「もうしないよ!」

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