33 黒ずきんちゃんの冒険

黒ずきんちゃんは、おばあさんの家に行く途中で、森の中にある小さな家に迷い込んだ。

家の中には、三匹の熊が住んでいた。

黒ずきんちゃんは、熊たちが留守にしている間に、家の中を探検した。

まず、食卓にある三つのお粥を見つけた。一番大きなお粥は熱すぎて、一番小さなお粥は冷たすぎて、真ん中のお粥はちょうど良かったので、全部食べてしまった。

次に、リビングルームにある三つの椅子を見つけた。一番大きな椅子は硬すぎて、一番小さな椅子は柔らかすぎて、真ん中の椅子はちょうど良かったので、座ってしまった。

しかし、椅子は黒ずきんちゃんの重さに耐えられずに、壊れてしまった。

最後に、寝室にある三つのベッドを見つけた。

一番大きなベッドは高すぎて、一番小さなベッドは低すぎて、真ん中のベッドはちょうど良かったので、横になってしまった。そして、黒ずきんちゃんは眠ってしまった。


その頃、熊たちは家に帰ってきた。

食卓にあるお粥を見て、一番大きな熊は

「誰かが私のお粥に触った!」

と言った。

一番小さな熊も

「誰かが私のお粥に触った!」

と言った。

真ん中の熊は

「誰かが私のお粥を全部食べてしまった!」

と叫んだ。

リビングルームにある椅子を見て、一番大きな熊は

「誰かが私の椅子に座った!」

と言った。

一番小さな熊も

「誰かが私の椅子に座った!」

と言った。

真ん中の熊は

「誰かが私の椅子に座って、壊してしまった!」

と騒いだ。

寝室にあるベッドを見て、一番大きな熊は

「誰かが私のベッドに横になった!」

と言った。

一番小さな熊も

「誰かが私のベッドに横になった!」

と言った。

真ん中の熊は

「誰かが私のベッドに横になって、今も寝ている!」

と驚いた。


熊たちは、ベッドの上で眠っている黒ずきんちゃんを見て、驚いた。

黒ずきんちゃんは、熊たちの声で目を覚ました。

黒ずきんちゃんは、熊たちを見て、怖がった。黒ずきんちゃんは、ベッドから飛び降りて、窓から逃げ出した。

パリーン! 割れた!

熊たちは、黒ずきんちゃんを追いかけた。黒ずきんちゃんは、森の中を走った。

黒ずきんちゃんは、おばあさんの家に着いた。

おばあさんは、黒ずきんちゃんを見て、喜んだ。黒ずきんちゃんは、おばあさんに抱きついた。

熊たちは、おばあさんの家に着いた。熊たちは、黒ずきんちゃんとおばあさんを見て、笑った。

熊たちは、黒ずきんちゃんとおばあさんに謝った。黒ずきんちゃんとおばあさんは、熊たちを許した。

黒ずきんちゃんとおばあさんと熊たちは、仲良くなった。そして、みんなでお茶を飲んだ。


一体黒ずきんちゃんは何者だったのか、何があったのか、熊たちは頑なに教えてくれない・・・。



目撃者によると・・・

黒ずきんちゃんは、紅く鋭い瞳で熊たちを睨み据えた。

そうです、カラコンを付けていたのです。

しかも黒い服装で、赤黒い血を隠しているように錯覚させる効果も。

別に覇王の覇気を出せるわけではありません。

ハッタリ上手な黒ずきんちゃんでした。

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