詩『ふたたび生きる』

一乗寺 遥

第1話

寒風がようやく柔らかくなる

それでも頬は刺すように痛い


少しだけ前を向いた

ふたたび歩き出すために


白く染まる水面に

一滴の雫が落ちて

たちまちパアッと

白を散らす


ここに来るまでに

どれだけ悔いたのか

どれだけ心を閉じたのか

数えきれないほどに


君との約束の日が来た

僕は今ここに立つ事ができた

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詩『ふたたび生きる』 一乗寺 遥 @yoichijoji56

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