第5話 これからの予定決め
夜になり晩御飯の準備を始める。引っ越しで疲れており簡単に作れるものがよかった。戸棚のなかを漁っているとそばがあったのでこれにする。
そばを沸騰したお湯に入れ、その間にネギを刻む。器にそばを盛ったらストレートそばつゆをかけネギ・ワサビをのせたら完成だ。手を抜きたいときはみんなあるよね。机の上におかわりようのざるそばとつゆのボトルを置き手を合わせる。
「いただきます。」
「ギ」
みっちゃんは、はしがつかえないため器に顔を入れ食べている。肉がないことに不満げだったがいざ食べてしまえば喜んで食べてくれるので意外と料理のしがいがあるこだ。
みんなは、そばに何か入れるだろうか。卵や七味などが定番だが俺はラー油を入れるのにはまっている。七味とは違う辛みが癖になるのだ。
そばを食べながらみっちゃんに今後の予定の相談を始める。
「とりあえず必要な準備は終わっているから蜜が集まるまでのやることは畑の種植えと果実の収穫がメインだね。何かやりたいことはある?」
「ギ」
テレビを指さし一鳴きした。テレビには山でタケノコ掘りをしている子供たちが映っていた。
「たけのこか・・・。だったら山菜なんかも一緒にとって天ぷらにしようか。」
「ギギギ」
きらきらとした目でこちらを見つめ何度も首を縦に振る。この辺の山は近所の人たちの持ち物なので相談すれば入れてくれるだろう。たけのこや山菜の天ぷら想像するだけでよだれが出てくる。ちなみにきのこには俺は手を出さない、本なんか見てもわかるわけないしガイドの人でも毒キノコを食べて死んでしまうというニュースを見たことがある。素人がやっていいことではないと思うしこの先も手を出すことはないだろう。
そのあとも話し合いご飯を終える。とりあえず明日は朝から果物の収穫だ傷んだものはハチたちに与え良品は近所にあいさつ回りのついでにお裾分けするつもりだ。今の季節はイチゴ・メロン・オレンジが収穫できるのでハチたちに収穫を手伝ってもらわないと終わらないだろう。今日に続き忙しい1日になるだろうが頑張ろう。
畑は果物が落ち着くまで当分先送りかな?食器を片付け風呂に入る、畳に布団を敷きみっちゃん用の猫ベットを横に置き電気を消す。
「みっちゃんお休み。」
「ギ」
今までベットで寝ていたので床の硬さに寝苦しさを感じながらもしばらくすると眠りについた。
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