第4話 ウォーキングマシーン
外国人が馬房から馬を出して、マシーンに連れて行こうとしていたら、向こうで外国人がさけんでる。
外国語なので、言語はわからないが何を言ってるのかは分かった。この人が引っ張ってる馬はマシーンにいれないと言ってるのだ。何故わかるかというと、さっきこの馬はマシーンから帰ってきたのを見たからだ。案の定、馬は馬房に戻された。
ウォーキングマシーンは、円形になっていていくつか仕切りがある。馬1頭ずつ仕切りで区切られていて、仕切りがぐるぐる回り馬が強制的に歩かされる。まるでメリーゴーランド。仕切りは上半分は鉄の網状になっていて、下半分はゴムになっている。トラックの泥除けのゴムのように。
たまにマシーン出禁の馬がいる。マシーンの動きを止める奴。仕切りがお尻にはあたっているにもかかわらず、馬が止まってマシーンを止める。そうなるとモーター音だけうなっていて、馬は全部止まってしまう。あと逆に仕切りを勢いよく押す奴。ものすごい速さでぐるぐる動き、馬たちは速歩き状態。仕切りをくぐる奴。1つの部屋に2頭存在し仲良く歩くこともあるが、オスの場合はケンカが勃発する。たまたまではなく、確信犯の馬がいた。実際どうやってるかは知らないが、ドタバタと音がしたと思ったら、同じ部屋に2頭入ってる。1度や2度ではないことから、奴はわざとやっていた。だから出禁になった。
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