第13話
朝起きると何時もと違い魔力が溢れているような気がする。
これってもしかして魔法が使えるのでは?
よく解らんがこれ試すしかないよね~
これは、修行回ですね!!
多分、魔力を全身に回してとかイメージを固めてとか・・・
色々試してよく解らないのでレベッカお姉ちゃんに聞くか。
「レベッカお姉ちゃん魔法ってどうやって修行するの?」
「修行?あれは才能だから才能無いとそもそも使えんぞ」
「才能あると思うよ~なんか朝起きたら魔力が溢れている感じだし」
「ほ~中々の才能ありだな!!」
そりゃそうだ、一応元主人公ですから氷結魔法を得意とする魔法剣士に俺はなる!!
教えてもらったのはやはりイメージであったが何それである。
とりあえず試すか・・・
森へ移動し人が来ない様なところで練習開始
「・・・」
やはりよく解りませんよ。
「ペットボトル位の氷の弾みたいなの飛んでってくれたらな~そしてここはやはり叫ばずにはいられないよね~アイスニードル!!」
ピキーン、シュ、バゴーン!!
あ~普通にペットボトル大の氷の弾が目印の所に突き刺さってます。
他にも色々試したけど全部出来てしまいました。
修行回完
修行終われば後は実践です。
ゴブリン発見
「アイスニードル」
コボルト3匹発見
「アイスニードル、アイスニードル、アイスニードル」
ゴブリン7匹発見
「アイスショットガン、アイスショットガン」
時間にして30分くらいだろうがここら一帯の魔物をジェノサイト・・・倒して廻って1つ分かった。
魔物の数多いといちいち魔法名言うの面倒臭いな~華帝はプレイしていないので解らんけど、他のゲームだとカーソル合わせて魔法ボタンポンと押すだけの簡単作業でしたから・・・あれこれ行けんじゃね?
イメージが重要!!
ゴブリン発見
指さし確認、「あれ」、ピキーン、シュ、バゴーン!!
ハイ出来ました。
言葉も不要ですけど言葉を発した方が精度が高まってる感じ有りました。
イメージ的な問題かな?
とりあえず実践でも簡単に使えそうで満足です。
流石、元主人公のチート潜在能力!!
トータルで魔物300匹ほど狩りました。
あの後、少し森の奥に行くと魔物の集落あったので2つほど潰しました。
討伐部位を切取り袋に詰めてギルドに持参。
「レベッカお姉ちゃん魔物の集落2つほど潰して来たよ~」
「え?何言ってるんだ?」
「魔法使えたから実践訓練兼ねて集落に特攻かけて来た。
ハイ、討伐部位ね!!」
レベッカお姉ちゃんは袋を明け中を覗くと引き攣りながらこちらを見て「よくやった」と褒めてくれた。
一応確認として訓練場で魔法を使うのを見せたが興味本位で見に来た連中含め全員が絶句していた。
その日から「アイスブルーローズ」と呼ばれるようになった。
新しい私の通名だ。
氷系魔法使ったからだろうね~
★~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~★
神々は唖然としている。
「おい・・・あれってヤバくないか?」
「ヤバいな・・・」
「普通の魔法ってどうやるんだっけ?」
普通の魔法はある程度の詠唱が必要です。
例えばアイスニードルなら
「氷の弾よこの手より出でて敵を貫け、アイスニードル」
みたいな感じで呪文的な文言が必要である。
ローズマリーの使った魔法は詠唱超短縮である。
それと、指さしているが手ではなく彼女がここら辺に出せばいいか的に適当な場所から発動している魔法は表す言葉が見当たらないが、高等技術であり常人では真似できない。
「実に面白い」
「いやいやいや、面白いって規格外過ぎるだろ!!」
「彼女はこの世界の主人公、英雄になる資質持ちですよ?
それとは別に恩寵を持っているですよ?
あれ位出来て当たり前ではないですか?」
「あ~~~そう言われると・・・でもさ~」
「悪事に使うような子ではないと思いますが、どうですかね~」
「まぁそうだな~悪事に使う事があれば?」
「神罰とは便利な言葉がありますね」
今日も人間劇場を見る神々は楽しそうに下界を眺めていた。
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