第六十八話 キスの日

朝起きたら珍しく先にミナ君が起きて台所にいた。私はニヤッと笑ってミナくんのところに向かう。

昨日の夜から気づいてたの。

「おはよ、ねぇ!今日何の日か……」

チュッ!

湊音からいきなりキス。

えっ……?

「もう毎年この日はキスの日っていうから、言われる前に……」

私たち朝からたくさんキスをした。


※※※

ソファーの上でまったりな私たち。

確かに今日は何の日クイズを毎日して、毎年今日はキスの日って言ってたくさんキスしちゃうけど今年はすすんでミナ君からしてくれてびっくりしちゃった。


「驚かせるために早く起きたんだよ」

あら、先越されちゃったわ。

「じゃあもう一回キスしよ」

「うん……」


わたしはミナくんを押し倒してキスをした。何度も何度も。

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