第六十八話 母の日

互いに母親いるけど、李仁はもう二十年近く会っていないのだ。(僕は李仁の母に会っていない)

そんな僕らの母の日は互いに家事を分担してやっているからそれを労う日にしている。

カーネーション、そしてちょっとしたプレゼント。

なんだかんだで記念日を増やしたいだけだけど他とは少し違う母の日、だ。

※※※

「そう、届いた? 良かったよ」

田舎に行った母の元にカタログギフトが届いたことを電話で聞き、少し話をした。


僕の後ろでは李仁がカーネーションを瓶に入れている。花は毎週入れ替えている。


「私もカタログギフトがよかったかなー」

「なぁに、僕何度も聞いたんだけどさぁ……」

「来年はそうするわ」

僕が李仁にあげたプレゼントはリクエストのあった夜に使うローション。李仁からは……もっとエッチな……おもちゃ。


いつ使うのかなぁとちょいと僕はスクワットをしていつでもいいようにってね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る