第六十七話 双子コーデ

 今日はなんとなく双子コーデを意識してみた。

 同い年だし誕生日も近い。でも明らかに身長差、顔の作りの違い。

 よく僕の方が弟に見られる。

 でも普段眼鏡のかけない李仁は眼鏡をかけてピアスの穴がない僕はイヤリングして。

 似せるだけ似せてみた。

 まぁ特に誰にも言われなかったのは僕ら手を繋いでたから?


 ※※※

 今日は歩き疲れたけど日帰りでも旅館の個室温泉に入れて疲れも取れた。(李仁タトゥー入ってるから個室)

「てかさ、見た目だけ双子コーデでいいのに、下着も一緒なんてさ」

 やっぱり笑ってくれた。李仁が普段際どいTバックとか履いてるし、僕ももらったけど恥ずかしくて変で履けなかったけど……。

 お揃いのTバック。流石にこれじゃ大浴場行けないよね。

 大きな鏡に二人の姿を映して微笑む。でもこのTバックもすぐ流されちゃう……。

「まだ時間あるもんね、もう少しゆっくりしましょ」

 温泉でもラブラブしたのに、李仁ったら。ゆっくりまったりソファーの上で……。

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