ジュリ
第六十四話 棒棒鶏
今日は棒棒鶏。
シバは肉食だから……サラダを単品で出すと食べないから肉とサラダで美味しくいただけるこれを出したらシバのお気に入りになった。
以前メールで
「棒棒鶏だよ、晩ご飯」
と送ったら
「ただいま。ボーボードリってなんなん」
て不安そうな顔して帰ってきたのを今でも思い出して笑ってしまう。
※※※
「言うなて! 恥ずかしいわ」
シバに当時の話をすると恥ずかしいってさ。
と今日も棒棒鶏を2人で食べる。
こうして晩御飯を一緒にまた食べられるのは……いつかな。
あと数日……数日後にまた彼は仕事のため戻ってしまう。
しばらくは警察学校の職員寮のご飯だったろうけどわたしの作ったご飯で腹を満たしてあげたい。
外食もいいけどさ。
「うめぇ、ジュリのご飯うまいわ」
その言葉が嬉しいから……。
そう言ってくれるからしばらく1人のご飯も寂しくないよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます