第五十三話 おみやげ
出張で夕方までだったからミナくんと食べようとおみやげにミルフィーユを買って帰る。
だけど途中電話かかってメモとかしていたら置いてきちゃった。
しょぼんとしてごめんねと言ったらミナくんは大丈夫とわたしの髪の毛の上に手をやって見せてくれた。
桜の花びら。
「おみやげあるじゃん」
と微笑んでた。
※※※
「でもあのミルフィーユは誰が食べたんだろうね」
とミナくんは未練たらたらだけどさ。
「まぁ食べたらバチ当たるわよ」
「でもさ、届けても届けられたところも困るよ」
「だよねー」
と私も未練たらたらだってのも言うまでもない。
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