逃げろ

今この場に他の誰かはいないようだ。

例の代物はこの中か。

ふむ。見た目はただの段ボール箱のようだ。

さあ、いよいよご対面といこうか。

くそ、やはりな。

走れ、この道をまっすぐに。

あの夕日が全部、地平線に飲まれる前に。

叫べ、空を震わすほどの大声で。

いち、にの、さんで、たった一言。

「黒歴史!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小さい説 はるむら さき @haru61a39

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ