第15話

ヨツカ「ったく。午後は全部潰れちまったじゃないか」

3人『ごめんなさい』

ヨツカ「明日はついに試験なんだからちゃんと食べるんだよ!」

3人『はい!』

―お片付け中―

ユーリ「明日は2人もライバルかぁ」

カイジュ「相手にもなんねぇな」

ユーリ「カイジュのばか、そうやって調子こいてると明日落ちるんだからね!」

コトヤ「3人で受かろうよぉー」

ユーリ「そんな甘くない関門なんですぞー!」

コトヤ「そういえば倍率ってどれくらいなの?」

カイジュ「倍率?なんだそれは」

コトヤ「うーん…何人中何人が受かるの?」

ユーリ「その年によるって言うよね。凄い多い時もあれば、少ない時もある」

コトヤ「多い年と少ない年が交互に来てたりしないの?」

カイジュ「それはないと思うな。完全実力主義だから。実際少ない時は実力者がいなかったんだろう」

コトヤ「ちなみに去年と一昨年はどれくらいだったの?」

カイジュ「1000人受けて約300人前後ってところか」

ユーリ「私たち3人受けたら誰か1人しか受からない計算なんだよ!」

コトヤ「思ったより難関なんだなぁ…」

カイジュ「よかった時だからな、少ない時は3桁に乗らない時だってあるって聞いたことあるぞ」

コトヤ「今年はどうなるか…だね」

ヨツカ「終わったんならさっさと寝る!」

3人『はいー!』

―次の日―

ヨツカ「お前ら今日は早く起きろー!」

コトヤ「あとちょっと…」

ユーリ「おーきーろー!」

コトヤ「グフッ…」

ユーリ「あれ?また寝ちゃった」

カイジュ「あほ、腹に飛び乗るやつがいるか」

ユーリ「あれれー?やりすぎちゃった?」

コトヤ「まだ軽いからいいけど…」

ユーリ「お!起きた!」

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