第14話

ユーリ「またコトヤくんに助けて貰っちゃったね」

コトヤ「いやぁ…なんか気がついたら足が勝手に動いちゃってて…」

ユーリ「尊敬しちゃうな…」

コトヤ「いやぁ…そんなぁ…」

ユーリ「本当にありがとうね」キスをしてもらった。やったぜ!

コトヤ(あれっ…今のは夢…?)目を覚ますも声が出ない。頭もぼーっとする。

ユーリ「コトヤくん起きないなぁ」

カイジュ「だってこいつの足ぶっ壊れてたんだろ?よくあそこまで来れたよ」

ヨツカ「薬がなきゃ足はもう無くなっていただろうね」

コトヤ「あ…あ…」

ユーリ「あ!起きた!」コトヤにユーリが抱きつく。

コトヤ「いったぁー!」

ヨツカ「ばか!治ったばっかりのやつに抱きつくやつがいるか!」

カイジュ「実際馬鹿だからな」

ユーリ「コトヤくんごめんね!カイジュはうっさい!ばか!」

コトヤ「みんな無事…だったんだね…よかったぁ。あの3人組は?」

カイジュ「すぐにヨツカさんに知らせて、他の人に行ってもらったんだが、誰もいなかったらしい」

コトヤ「逃しちゃったのかな…」

ヨツカ「お前らが生き残ってれば御の字さ。ったく」

コトヤ「そういえば、ユーリはどうしてあんなところに?」

ユーリ「服屋出た後、コトヤくんとカイジュの後ろにいたんだけど、急に誰かに眠らされたみたいで…」

カイジュ「そのあとユーリを運んでいる奴らがいたから密かに着いて行ったんだが、バレてたらしい。俺も眠らされた」

コトヤ「そっか、それじゃしょうがないね」

ユーリ「でも3人も相手してよく勝てたね?」

コトヤ「どうやったんだろう?よく覚えてないんだ」

ユーリ「でも、本当に怖かったんだぁ…意識が遠のいていくにつれて…私、死んじゃうんじゃないかって…奴隷にでもさせられるんじゃないかって…」涙ぐむユーリ。

コトヤ「ユーリ…?」

ユーリ「本当に…本当に…」

コトヤ「怖かったね…ユーリが無事でよかったよ。カイジュくんも、ね」

ユーリ「コトヤくーん!カイジュー!」カイジュとコトヤでユーリが泣き止むまで待った。

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