第9話

―食事後片付け中―

コトヤ「そういえば試験ってどういう試験なの?」

ユーリ「聞いた話だけど、完全実力試験で個別にやるみたい」

カイジュ「先生にも当たり外れがあって、外れの先生に当たるとほとんどが受からないらしい」

コトヤ「そっか…あ、ユーリそのお皿洗うから取ってもらっていい?」

ユーリ「はーい、呼ばれて部屋に入るまでわからないらしいから本当運頼りだよねぇー」

コトヤ「僕運が無いんだよなぁ…」

ユーリ「本当?」

コトヤ「うん…」

ユーリ「本当に本当?」

コトヤ「え?」

カイジュ「俺らに会えたのは運が悪かったのかって聞いているんだろうよ」

コトヤ「あ!それは運がよかったと思う!ユーリたちに会う前までが不運だったんだ!」

ユーリ「あはは、コトヤくん面白い!」

コトヤ「いや…その…」

ユーリ「それじゃ私たちにあえて幸運になったんだね!」

コトヤ「そう言うこと?なのかな?」

ユーリ「そう言うことだよ!」

カイジュ「こうなったら頑として譲らないからな」

コトヤ「ユーリとカイジュくんの魔法の性質逆じゃ無いかなぁ」

カイジュ「それは無いだろ」

ユーリ「喋っていると仕事早いよねー!」

カイジュ「お前は軽い仕事しかしてないだろ」

ユーリ「仕事は仕事ですー!」

コトヤ「まぁまぁ、それじゃおやすみ」

ユーリ「明日ねー!」

カイジュ「あぁ」

―次の日―

ヨツカ「ほら!お前ら朝だよ!さっさと起きな!」

コトヤ「うぅーん…もうちょっとだけ…」

ユーリ「コトヤくん!起きないとだめだよ!」

コトヤ「ユーリさん勝手に入ってきちゃだめ!」

ヨツカ「ほら、言っただろ?これで起きるってさ」

ユーリ「ヨツカさんさすがだね!これから毎日起こしてあげるからね!」

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