第7話

次の日、一日ユーリは言葉を交わしてくれなかった。

よっぽど無関心に言ってしまったことに反省を隠せないコトヤだった。

その次の日、突如警笛が鳴った。

シン「敵だ!囲まれている!子供は陣の中へ!」

コトヤ「ユーリ早く!」

ユーリ「ちょっとま!」盛大に転けてモンスターが追いついてしまう。

カイジュが駆け出しユーリとモンスターの前に立ち塞がる。

カイジュ「アースハンド!ロック!」土の中から土の手が出てきてモンスターの顔を掴む。

ユーリ「カイジュ…」

カイジュ「ユーリ!早く逃げろ!ここはあぶ…」

カイジュが作り出した土の手が壊された。

カイジュ「畜生!」

カイジュが目を閉じたその時、大声が聞こえた。

コトヤ「燃えろぉ!」

直後、カイジュの前から暑さを感じ、飛び退いた。

6体のモンスター全てが焼けていた。

ユーリ「これがコトヤくんの魔法…?」

カイジュ「とんでもねぇ」

シン「やるじゃねぇか」

コトヤは疲れたのだろうか、横たわっていた。

コトヤ「あれ?僕はどうして馬車で寝てたんだ?」

ユーリ「多分疲れちゃって眠っちゃったんだと思う」

コトヤ「ユーリさんとカイジュくんは大丈夫!?」

ユーリ「うん、コトヤくんのおかげで命拾いしたよ。ありがと」暗かったからわからないが頬に温かいものを感じた。

コトヤ「うん?何かした?」

ユーリ「ううん!それより外出よう!もうそろそろ着くはずだよ!」

コトヤ「それじゃ僕は4日間も眠っていたってこと!?」

ユーリ「そうみたい!」

ユーリに連れられ馬車から降りる。

カイジュ「やっと起きたか、死んだかと思ったぞ」

コトヤ「ごめん」

カイジュ「その…ありがとうな」

コトヤ「みんな助かって良かったよ」

シン「コトヤ起きたな、もう着くぞ」そこには大きな都が聳えていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る