第6話

ユーリ「コトヤくんか!どんな魔法を使えるの?」

コトヤ「まだ詳しくはわかってないんだけど、火は使えるみたい」

ユーリ「へぇ!火の魔法ってかっこいいよねぇ!羨ましいなぁ」

コトヤ「ユーリさんはどんな魔法が使えるの?」

ユーリ「呼び捨てでいいよ?ちゃん付けでもいいけど?」

コトヤ「ユーリ…」

ユーリ「私は風魔法!」

コトヤ「へぇ…風魔法かぁー」

ユーリ「カイジュは土魔法だよねー!」

カイジュ「勝手に人の情報を漏らすんじゃねぇよ」

ユーリ「別にいいじゃん!どうせわかるんだし!」

カイジュ「でもなぁ、言われて嬉しくない奴もいるってこと分かれよ」

ユーリ「そんなことしーらない!カイジュのあほ!」

カイジュ「また始まったよ。わがまま」

ユーリ「わがままじゃないもん!ね!コトヤくん!」

コトヤ「うーん…どうだんだろう?」

ユーリ「そう言う時は女の子の味方になるべきだよ!」

コトヤ「そうなの?」

カイジュ「あんまり本気にするな、口が本体みたいなやつの言うことを」

コトヤ「2人とも元々知り合いなの?」

ユーリ「幼馴染っていうのかな?小さい頃から顔見知り?」

カイジュ「腐れ縁ってやつだ」

コトヤ「そうなんだ?」

ユーリ「親同士が仲が良かったっていうのもあるかもしれないけど?」

カイジュ「元々同じパーティーだったらしいからな。仲が良くて当然かもしれんな」

コトヤ「元々っていうと今はご活躍されてないんだ?」

ユーリ「…」

カイジュ「俺らの両親は5年前に死んだ」

コトヤ「あ…ごめん」

カイジュ「気にすんな、知らなかったんだからな」

ユーリ「そうだよ、気にしないで…」

コトヤ(明らかに踏んじゃいけない地雷だった…やってしまった…)

カイジュ「気にすんな、お前が悪いわけじゃない」

コトヤ「それは…」

カイジュ「お前本当に男か?クヨクヨしやがってよ」

コトヤ「女には見えないだろ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る