第3話
?「こんな奴があんな火力を出せるものだろうか?それともモンスターか!?」
剣を出し構え始める。
コトヤ「待って!僕は人間!起きたらここにいたんだ!」
?「お前は何を言っているんだ?喋れているからモンスターではないみたいだが…」
コトヤ「だから人間だって!」
?「人間なのはわかった。それではなぜ草原を燃やした?」
コトヤ「いやぁ…。これは…」
?「まさかお前は魔術師か!?なんでこんなところで遊んでるんだ全く。とりあえずお前は連行する!」
コトヤ「近くに街があるの?」
?「あぁ、おまけに留置所付きだ」
コトヤ「あぁ…まぁいっか」
?「大人しくお縄につけぇい!」
コトヤ「わかりました」
?「なんだ、大人しいな」
コトヤ「おじさんが大人しくしろって言うから」
?「何だお前?俺のこと知らねえのか?」
コトヤ「いや、だって初めましてだし」
?「は?それじゃお前クーロンツ街出身じゃねぇのか?」
コトヤ「だから言ったじゃないですか、気づいたらここにいたって」
?「記憶喪失ってやつか?」
コトヤ「いや、記憶はあるんだけど…転生したって言ったらわかります?」
?「何言ってんだ?てんせい?お前益々怪しくなってきたなぁ」
コトヤ「なんて言ったらいいんだろうなぁ」
?「お前が何を言いたいかがわからん。とりあえず街に着く。金を用意しておけ」
コトヤ「え?お金なんて持ってないですけど?」
?「は?マジでお前何言ってんの?」
コトヤ「だから…」
?「もういい、とりあえず今は払っておいてやる。後で返せよクソが」
コトヤ「どうやって返せって言うんだよぉ…」
?「そうだなぁ、若いし奴隷落ちでもすれば多少は高値で売れるんじゃないのか?」
コトヤ「はぁ?何で奴隷だし」
?「何もできない奴が落ちるのは当然だろう」
コトヤ「は?」
?「よし、お前降りろ」
コトヤ「はいはい。わかったよ」
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