第32話 『殺人事故』


 あまりに恐ろしかったので、一部改編します。


 何かの都合で、駅の上のおんぼろホテルに泊まった。


 広いのは広いが、すきま風が吹き抜ける。


 見るからに、ふた時代は前の感じだなあ。


 まあ、いいか、と、寝ていると、深夜のこと、突然他の部屋の人たちがなだれ込んできた。


 『なにやら、大事故か何かあって沢山亡くなったらしい。ここに、遺体を運び込むんだそうだ。』


 『んな、むちゃくちゃな。』


 『なんでも、ここしかない、らしい。ただし、一時的ですぐに、運び出すとか。』


 さっぱり分からない。


 やがて、古い古い『こだま型』の列車がホームに入ってくる。


 それから、どやどやと、人が上がってきて、遺体を運び込む。


 たいへんな事態である。


 しかも。遺体は、しゃべるのだ。


 なんだかんだと。


 やがて、ふたたび、運び出されたが、ぼくのカバンも携帯も、みんななくなってしまった。


 泊まっていた人を捕まえて、『ぼくのかばんとかは、どうなったのか?』

 

 と、問いただすと、『こういうこともあるのです。ちょっと借金を被るだけだよ。』


 『冗談じゃない。明日をもしれぬ状態なんだ。すぐ。訴える。』


 『はははははは。』


 そこは、迷路みたいで、地下はワケわからない工場みたいになっていて、抜け出せないぞ。


 やましんいじめてどうする?


 

 🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥



 もう、一月も持たないかもしれない経済状態で、じつに、意地悪な夢である。だれが仕組んだんだ❗ 許しがたし。責任者出てきなさいまし。





 

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